ME book

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私の首に手を回した雲雀坊ちゃんはご立腹のようです。

「これから部屋でもっとリアスで遊ぼうと思ってたのに、邪魔だよKYだよ空気嫁!」

空気を読むべきなのは貴方です坊ちゃん。

幻聴ですか?
リアスで遊ぼう…と聞こえましたが。

「大丈夫よ雲雀ちゃん!遠くからハァハァしてるから!」

「ホント?邪魔したら咬み殺すからね」

会話が噛み合ってない気がしますけど、気のせいですか?
気のせいですよね…えぇ、気のせい。

だんだん頭が痛くなってきました。

「あー!!ヒバさんだー!」

あぁ、また厄介なのが来てしまった。
庭の手入れ中だったのか、頭に葉をつけたアシュが手を振りながら走ってきます。
それに気がつき雲雀坊ちゃんが私の腕から飛び出し……やはり動けるじゃないですか。

「ただいまアシュ」

「お帰りですヒバさん」

キャッキャとはしゃぐアシュと雲雀坊ちゃん。

何でですか、何故アシュの前だと純粋な子供を演じるんですか。
先程はさんざん私の腰を撫で回していたと言うのに。

すると私の目線に気づいたのか雲雀坊ちゃんがニヤリと笑いました。

"一癖も二癖もある"

今やっとリボーン坊ちゃんの言葉を理解することが出来ました。

『…これから大変になりそうですねチェル』

私は横にいるチェルに話しかけました。

「え、夜のベットが?」

『…違います!』









綱(リアス、やっと片づいたよ)
(坊ちゃん…ご苦労様です…)
綱(大丈夫か?目が死んでるぞリアス)


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