REVOLUTION BOYS

□第五話
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場面切り替わって、『駐車場』
校長、歌を歌いながら校舎側から歩いて来る。
校長「オレ〜の車は〜五十万。軽〜く、事故車だよ♪………うんっ?」
車、分解されてて変なパーツとタイヤしかない。
校長「誰だぁぁぁぁ〜〜!!」
校長、発狂。
よ〜く見るとタイヤに一枚のチラシが貼ってある。
『レボリューションBOYS参上!!』

場面切り替わって、『理科室』
なかじー以外は外出中。
なかじー「ここをボルトでとめて、ライトはもっと右かな……」
なかじー、何かの設計図をかいてる。
そこに斎藤、アキサン、鎌田がいろいろな部品を持って入って来る。
斎藤「持って来たぞ。なかじー」
三人、両手に持っていた部品を机の上にブチまける。
なかじー「おぉ、ありがとう。でも、こんなに何処から……」
外から校長の悲痛な叫び声が聞こえる。
校長『俺の車がぁぁぁ。変なパーツとタイヤだけにぃぃ!!』
なかじー、もしかしてと三人を見ると三人目をあわせようとしない。
なかじー「……バカだべ、お前ら」

場面切り替わって、『視聴覚室』
月精、疲れてそこら辺に適当に座る。
月精(アイツらどうしてんだろ?)
小松、倒れたまま制服の内ポケットを探り封筒を取り出す。その封筒には『生徒会役員書』と筆で書かれてある。
小松「月精さん。渡すものがあるので、ちょっとコッチに来て下さい……」
月精、小松の近くに行く。
小松「コレを生徒会に持って行って下さい。そうすれば貴方も生徒会のメンバーになれます」
月精「招待状みたいなもんか」
小松、頷く。
月精「よし。じゃ上行くぞ、小松」
月精、小松に背を向けしゃがむ。
つまり、乗れと言っているのだ。
小松「いいんですか?」
月精「だってコレから同じ生徒会役員だろ?いいよ、いいよ。乗ってけ」
小松「ありがとうございます」
小松、月精の背に乗る。
月精(重っ!!)
ちょっと後悔。

場面切り替わって、『理科室』
なかじー「実に面白い」
斎藤「ガリレオしてねぇで作れよ」
鎌田、アキサンは空を眺めながら会話してる。
アキサン「平和だね〜」
鎌田「あっチョウチョウだ」
斎藤、二人を睨みながら、
斎藤「ぶっ殺す……」
なかじー「どうした?穏やかじゃねぇな」
斎藤「当たり前だろ!?囮役なんだから!」
なかじー、手を休めずに斎藤を勇気づける。
なかじー「大丈夫。ぜってぇアイツらに捕まんないようなバイクを作ってやっから」
斎藤「バイク!?あの五・七・五の?」
なかじー「俳句だって」
斎藤「超人?」
なかじー「ハルクだ、ソレ。お前ドライバーで刺すぞ」
斎藤、鎌田とアキサンの所に行ってチョウチョウを捕まえて食べようとする。
斎藤「死ぬ前に何か食わせろ!!」
アキサン「チョウチョウさんが〜食べられる〜」
鎌田「死守しろ!死守」
なかじー、次々とパーツを組み立てていく。
―三十分後―
なかじー「出来た!!」
机の上を見ると立派なバイクが置いてあった。
斎藤「運転出来るかな?」
なかじー「大丈夫。確証はないけどね」
鎌田「よっしゃ!!リベンジじゃ」
斎藤「誰が持ってくの?」
三人、斎藤を見る。
斎藤「俺か……」
なかじー「だってお前が乗るんじゃん」

場面切り替わって、『生徒会室前の廊下』
斎藤、なかじーから説明を受ける。
なかじー「下にペダルが二つあるだろ?右がブレーキで左がアクセル」
斎藤「うんうん」
なかじー「で、方向はハンドルを行きたい方向に切ればいい」
斎藤「OK」
なかじー「エンジンはかけてあるから。よし、作戦スタート!!」
斎藤、思いっ切りアクセルを踏み込む。
辺りに爆音が広がる。
生徒会室にいる伊藤以外の四人が廊下に出る。
和田「アイツらね」
全員戦闘体勢バッチリ。
斎藤、ブレーキを踏むが止まらない。
斎藤「まさかのダブルアクセル!?」
実はただの踏み間違え。斎藤、てんぱってて気付かない。
斎藤「おわわ。どーする?!」
斎藤、ひらめく。イキナリ、ハンドルを思いっ切り切る。ギリギリUターン成功。
木村「突っ込むから退いて!!」
木村、槍をバイクに突き刺そうと走り出す。木村「チェック・メイト」
木村、ジャンプして突き刺そうとするが背後から大量の水に襲われる。
木村「うわっ!」
なかじー「メガ・粒子砲」
なかじー、生徒会室近くの階段から狙い撃ち。
そのまま木村は吹き飛ばされた。
和田「!?」
和田が階段の方を振り向くと、アキサンが登場。
アキサン「まさかの〜三段突き返し〜」
アキサンの三段突きが和田にクリティカルヒット。
議長(男)「よくも!!」
議長(男)階段へ走り出すと、斎藤のUターンしてきたバイクが背中に衝突。
議長(男)、数メートル吹っ飛ぶ。
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