夜に2人で街から少し離れた所にある海岸に来た。
「きれーっ…!」
私の目に広がったのは澄んだ夜空に光る無数の星だった。
こんな景色を2人で見るのは久しぶり。
いつもは彼はなんだかんだで忙しいから。
「そうか、それは良かったでござる。連れてきた甲斐があるでござるな」
「うんっ♪万斉さん、本当にありがとっ!」
いつもはつんぽさんとしてお通ちゃんの曲を作ってる万斉さん。
私は万斉さんの作る曲が凄く大好きだし何より…
音楽と向き合ってる万斉さんが好き。
「どうした?何か考え事でござるか?」
「いいえ。たまには万斉さんとこうしてるのもいいかなって思ったんです」
また連れてきて下さいね?
なんて言ったら図々しいにも程があるよね…?
「また一緒に来るでござるよ」
「はいっ!」
少しでも貴方が大好きだと思うこの持ちが貴方に伝わるかな?
今夜もこの綺麗な夜空の星に願おう。
星に願いを
(隣にいる素敵な彼に)
(私の想いが届きますように)
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