09/07の日記

05:47
架空な日常2
---------------
※勝手にキャラ妄想して頂ければ幸い!!




もうどうだって良い。
投げやりな態度と諦めたような目が胸に刺さった。
ずきり、と痛んだ胸と、同時に耐えていたけれども遂に溢れだした涙。

「…ぅっ…」

嗚咽までも漏れてしまって、情けなくも痛みでずきずきとした胸がそれに拍車をかける。
更には頭の中で言いたいことがぐるぐると巡り出しても、なかなかうまく声が出せない。
それも涙に代わっていくのか、乾くこともせず流れていく。

「別にさ、お前俺がいなくても平気だろ?」

平気なわけないだろ何言ってるんだばかやろう、じゃあなんでこんなに泣いてると思ってるんだ、と一言言ってやりたくても、滲む視界にはっきりと捕らえられる目が、まっすぐにこちらを見るものだから、本当にそう思ってるみたいに見ているから、また胸がずきずきと痛み出す。

「ずっと一緒に居るって言ったけど、本当のところどうなるかもわかんないしね」

そんなこと、思ってても言うなよ、不安にさせてそんなに楽しい?別にこっちは全然そんなの望んでないんだけど

「一緒に居たいとも思ってないでしょ?」

こっちの気持ち、勝手に決めつけないでよ、自分が決めつけられると怒るくせに、
「…っ、」

ねぇ好きなのに、なんでこんなに伝わらないの?

目尻と頬を撫でる手は優しいから、もっとわからなくなってしまう
涙と伴う嗚咽のせいで、喉でつっかかる言葉の波

臆病なのはお互い様、その証拠に、好き、だなんてお互い言い出せてない。
こっちは泣いて、そっちは投げ出して。

一言言えば、好きの一言で、一緒に居たいの一言で、解決する話なのに

涙の先の目は、やっぱりこちらを見ているけれど
本当は違う暗いところも見ているくせに、なんて、言えない自分が悔しかった

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ