頂/捧
□それはきっと恋の味
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「準さァ−ん。」
「………。」
「ね−ね−。」
「………。」
「ねェ、準さ」
「あ−もう、うっぜェ!!」
それはきっと恋の味
「準さんひど!!」
「俺は勉強してんだよ!邪魔するお前のほうがひどいっつの!」
「だってェ−、暇なんだもん!」
確かに急に遊びに来た俺も悪いけどォ、フツ−可愛い恋人一時間もほったらかしにする?
まァ、勉強してる準さんもカッコイイんだけどさ…。
「ゔ〜〜!」
「利央!」
準さんが俺のに向かって何かを投げた。
ポ−ンと孤を描いて俺の方に飛んでくる物体。
「うわッ!!」
床に落ちる寸前でキャッチする。
「お−、ナイキャ!」
けらけらと笑う準さん。
手の中を見てみると、一粒の飴玉。
「これ……。」
「お前この飴、好きって言ってただろ?これやるから黙ってろよ−。」
「言ったけど…、言ったの一ヶ月も前だよ…?」
「あ…。」
「覚えててくれたのォ…!?」
「………さて、勉強勉強。」
真っ赤な顔してそっぽを向く準さんは超可愛かった。
たとえ飴玉一つでも、
君がくれるものならば、
それはきっと恋の味。
甘い甘い、
恋の味。
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壱伊咲良さまに捧げます…!
遅くなってしまい本当にすみませんでした!!
甘い利準、こんな感じでいかがでしょうか?
気に入っていただけると嬉しいです^^
これからもよろしくお願いします(●^∀^●)/