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□Who is your master?
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「会って、みたいな…」



クロームに呟きを、小鳥は聞き逃さなかった。



突然、今まで静かだった鳥が、翼を広げてクロームの目の前で滞空した。



一瞬吃驚したクロームだが、自分の目線に高さを合わせつつ、一定の距離を飛んでは振り返る、小鳥のしようとしていることに気がついた。


「…連れてってくれるの?」



小鳥の羽ばたきが一層激しくなる。



この小鳥が、自分に会わせたいと思うような、素敵な飼い主さんのことが気になって(小鳥の厚意も無駄には出来ないし)、同居している少年2人に心の中でごめんなさい、と謝ってから、クロームは小鳥を追って並盛方面へ駆けていった。







(出会ったのは)



 
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