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□Fireworks of winter
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僕の腕に収まっていた彼女が、ふと顔を上げる。
彼女の背後の夜空で見事な枝垂れ花火が大輪を咲かせたのを見てから、その無防備な唇に、同じものを押し当てた。
おまけ
「最後の、見逃したんじゃない?」
「恭弥の目に映ったのを見てたわ」
「…立ち位置を逆にすれば良かったよ」
(君の瞳に映る花火は、何倍も綺麗に見えただろうから)
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