ワンダフルデイズ

□ワンダフルデイズ8
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「なんだ、そんなことかィ」


夕飯のハンバーグをもぐもぐしながら沖田君はそうのたまった。

ていうかソレ、わたしのぶん。


「いや、そんなことって・・・。ちょっと、っていうかかなりショックだったっていうか・・・」


お姉さんと土方君のことを沖田君に話すのは少し躊躇われたけど、沖田君に竹刀で脅されて仕方なく白状した。

私にとってはすごくショックだったが沖田君に言わせると「そんなこと」みたい。


「でも土方君、すごく辛そうだったんだ。その場にいられないくらいだよ?

きっとすごく好きだったんだよね・・・」


好きな人に好きな人がいるって切ない。

沖田君は「ふーん」と言ってご飯をかきこんで、二杯目に手をのばす。
いや、だからソレわたしのなんだけど!


「もぐ・・・
・・・まぁ好きだったつっても付き合ってた訳じゃねェし・・・もぐ、ごくん。


それに・・・もう姉ちゃんはこの世にいねェんだ。
気にすることじゃねェだろィ」










「・・・何でィ」


わたし・・・・












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