W/Jその他

□竹青荘の管理人(仮)
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「ビックリしたよなー」

「まさかギックリ腰とはなー」



病院の待合室で双子のジョージとジョータがポツリともらす。


高齢ということもありメンバー全員もしもの事を想像したが、
ギックリ腰で動けなくなっただけらしい。




「紛らわしいんだよじーさん!」

「まぁまぁユキ、無事で良かったじゃねーの」


怒るユキをなだめるニコちゃん先輩。



「それにしてもカケルのあの慌てよう!」

「それな!今思うと笑える!」

「なっ」


カケルは己の失態に顔を赤くする。

お前らもだろ、と言い返そうとしたその時、
皆を代表して医者から話を聞いていたハイジが病室から出てきた。



「あっハイジさん!」

「どうだった?監督」


カケルは言い返すタイミングを失って顔をしかめた。




「大した事はないが、大事をとってしばらく入院するそうだ」

「大家さんが不在となると、アオタケはどうなるんですかね」

「そうだね・・・」

「まぁなんとかなるんじゃねぇの?もともといるかいないかわかんなかったしな」

「いや、キングさんはっきり言いすぎですよ」

「・・・・」


とムサ、神童、キング。
そして無言で待合室にあった漫画のページをめくる王子。







「大丈夫だ。代理にはもう連絡をとってある」




「「「「「「「 代理??? 」」」」」」」






ハイジの言葉に全員の声が揃った。





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