Dear

□よろしくね!ルーちゃん!
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「ふう、よく寝たあ」

「よく暴れたの間違いだろ」

「ん?なんか言ったかい?なっちゃん」

「イエ、ナニモ」





んーと体を伸ばしぐるりと周りを見る。
あちゃーまたやっちゃったーと額を自分でペチと叩く。
今はギルド内の人でギルドを修復中。





「あの、はじめまして!私ルーシィっていいます!」

「んん?新しい子かな?」

「ナツに誘われて、というか私ずっとここに入るのが夢で!」

「そっか!夢だなんて嬉しいなあ!」






えへへ、と口をにんまりとさせて笑った。
その場にいた人が皆、イリスの笑顔に見とれ、顏を赤くした。
女も例外ではなくルーシィはキュンと胸をならしす。







「私はイリスって言うの。よろしくね!」







はう!なに、この悩殺スマイル。
ルーシィもイリスの虜となった瞬間だった。







「敬語はなしだよ?もう家族なんだから!」

「へ、家族?」

「フェアリーテイルはただのギルドじゃないんだ。


ただ競いあうわけではなく

ただ争いあうわけではなく

ただ助けあうわけでもない。

お互いを求め、

お互いを必要とし、

お互いを守り、

お互いを信用し、

お互いが信頼しあう



そんな家族のようなギルドなんだ」









私の自慢なんだよ。とイリスは笑った。










「おい、イリス仕事行こうぜ」

「えー、グレイ服着なよ。」

「おわ!」

「グレイとイリスって付き合ってるの?」

「お「付き合ってないよー」……」

「そ、そうなんだ」

「グレイと私はチームなんだよ」

「チーム?」

「仕事するときのチームだ」

「一人でするよりも効率よく仕事出来るでしょう?」

「なるほどねえ」









そう喋りながらもグレイの服を集め、グレイに渡す。
真っ黒い笑みを向けながら「着るよね?」と言えば、
汗をたらたら流しながらマッハで着替えた。








「それにしてもルーちゃん可愛いなあ」

「やべ、」

「え!そ、そんな照れるじゃん」

「綺麗な金髪に豊富な胸。」

「おいルーシィ今すぐ逃げろ」

「え、え、イリス…?」

「すらっと長い手足に整った顏」











「欲しいなあルーちゃんが」







狂気的な愛



(可愛い可愛い私のルーシィ)
(うふふ、)
(邪魔をする奴は)
(殺してしまえ)

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