ももりゅう
□龍鵺
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「おーい、桃玉、こっちだよー」
宿屋の前で、盗賊の青年が手を振っているのが見えた。
「龍鵺ー」
ばびゅーんっ
「がしぃぃっ」
「こ、こら///人前で」
龍鵺と呼ばれた青年の仲間達が、苦笑している。
「おおーこれはKYTPOを弁えろー」
「皆、これが、今日からパーティーに入る桃玉。
冒険を始めたばかりだから、色々教えてやってくれ」
「宜しく頼まれたー」
「宜しくー」
「宜しくね」
『桃玉チャン、お金あげるから、装備買いな』
(はっ)
パーティーの中の一人の男が、小声で桃玉に耳打ちした。
(こ奴、何奴ー桃玉が、龍鵺以外の言う事を聞くかーしかし、お金は貰っておく)
桃玉は、一万ゴールドを手に入れた。(実話)