Promise YOU

□Promise YOU |
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白い病室。
そこに横たわっていた僕は体を起こした。
隣には白い女の子がいた。

―君は誰?

―私は…マリー、
 マリー・パーファシー。
 …あなたは?

―僕はアレルヤ・ハプティズム。
ねぇ、何で目に包帯してるの?

―…病気なの。
治らないかもしれないんだって。

―あっ、ごめん…。

―いいよ。他の事はわかるから。

少しの沈黙。
僕は口を開く。

―…マリー。

―何?

―僕、君の目治すよ!!!

―えっ…?

―頑張って勉強して、お医者さんになってさ。

―……。

―ダメ?

―うんん、嬉しい。

―よかった。じゃぁ、約束だよ!!!

―うん。


僕らは約束をした。
あの幼き日に…。


『Promise YOU』


「…レルヤ…アレルヤ!!!」
「ふぇっ?」
「こんなところで寝たら風邪引くぞ」
「あぁ…。ごめん、刹那」
「いや、疲れてるなら休んでいいぞ」
「うんん、大丈夫」
「大丈夫なわりに、顔色悪いぞ」
「えっ…」
「無理はするなよ」

そう言い残し、刹那は部屋を出て行った。

「また…あの夢…」

部屋に一人残されたアレルヤは小さく呟いた。




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