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□歌うように、緩やかに
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「ま、迷ったー!!」
ダアトの長い廊下に、その叫び声は響いた。
―数十分前
一同は休息のためにダアトに来ていた。
だが、ガイとジェイドは皇帝勅命☆と言う名の陛下のワガママにより、アルビオールでグランコクマに向かった。
移動手段も特にすることもない4人は、2人が帰ってくるまでダアトに留まることになっていた。
アニスは両親にあった後、フローリアンの所へ。
ナタリアは何故か居た(恐らくストーK…)アッシュと共に行動するらしい。
ティアは調べ物があると言って図書室に。
ルークはアニスとフローリアンと遊んでいた…と言うよりは、アニスにパシられていたのだが、好きにしていいと言われたので教団の中を散歩していた。
…というよりは、ティアのいる図書室に向かおうとしていた。
…そして、今に至るわけだ。
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