gundamOO
□ヌクモリ
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―格納庫
「アレルヤ…?」
目を覚ますと隣にあった温もりが消えていた。
「目、覚めたか?」
「あっ、はい。刹那さん…」
私は辺りを見回した。
…やっぱり、彼はいない。
怪訝そうに私に問いかけてくる。
「何だ?」
「アレルヤは…」
「あぁ、アレルヤなら、どこかに出掛けたぞ」
「そうですか…」
「それと…」
「はい?」
「こんなところで寝てると風邪ひくぞ」
「あっ、すみません!!」
「じゃぁな」
そう言って、船内の方に戻っていく。
私も立ち上がり、もう一度辺りを見回した。
…けど、やっぱり彼はいなかった。
「何か良くないことでも…」
一瞬、不安が脳裏を過ぎったが深く考えず船内へ向かった。
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