gundamOO
□オテヲドウゾ
1ページ/6ページ
この世界は、剣士や魔導師が当たり前にいる世界。
召喚士も例外ではなく存在している。
そう、これはとある召喚士とそのパートナーのお話…。
オテヲドウゾ
「カティー!!いいお酒が入ったんだけど…」
「要らない。今忙しいんだ」
「もう、また召喚術の勉強?いいじゃない、カティーはさ、強い召喚獣がいっぱいいるんだから」
「…全員、契約解除した」
「えー!!何でよ!!!」
「…うるさい。九条はもう少し真面目にやったらどうだ?…失礼する」
そう言ってカティーは席を立ち、勉強を続けるために静かな場所へ移動した。
「私はいつでも真面目よ…」
残されたスメラギ…九条は一人溜息をついた。
――――――
「まったく…」
先日、すべての召喚獣を解約してしまったカティーは溜息混じりに、本のページをめくった。
別に、契約していた召喚獣が弱かったわけではない。…むしろ、レベル的には最高峰をいっていると言っても他言ではない。そして、相性も悪くはなかった。
…しかし、自分的には何かが不足していたと感じたのだ。
(…力だけの強さだけでは、ダメなんだ)
はぁ、ともう一度溜息をつき、今度は適当に本を開いた。
.