Promise YOU

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市立ソレスタルビーイング総合病院。
規模は大きく、たいていの病気なら治せる病院だ。
規模が大きい分、医者の数も多い。
アレルヤも大量の医者の中の一人だが、若くしてそこそこ名の通る名医だった。
刹那もそのうちの一人だ。

「おい、アレルヤ」
「あっ、ロックオン。どうしたの?」
「これ、お前の仕事」

ロックオンと呼ばれた男は手にあった書類とカルテをアレルヤに渡した。

「ありがと」

短く返事をして書類に目を通す。

「その患者さん、結構な数の病院をたらい回しされてるみたいだぜ」
「えっ…」
「何とも、手に負えないもんらしいぜ」
「そっか…」
「まっ、そんな気負うなよ」
「うん」

そう返事をして、書類に目を通し続けた。

「マリー…パーファシー」
「どうした?」
「…マリー!!?」

書類に目を通していくうちにある名前が目に留まり、その名を叫んでしまった。




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