Promise YOU

□Promise YOU |
3ページ/4ページ


「知り合いか?」
「…うん」
「そうか…」
「どうしたの?」

急に暗い声になったロックオンに問い掛ける。
しかし、目で"次の書類を見ろ"と言われ、急いでめくる。

「記憶障害…あり?」
「あぁ…」
「…何で」
「無茶苦茶な治療、精神的疲労…。
いろんなもんが重なった結果だろうよ」
「・・・・・」
「とにかく言ってみろよ」
「うん…」

ロックオンに促され席を立つ。

「あっ、ちょっと待て!!」
「何?」
「ほらよっ」

ロックオンに投げられたものをパシッ、とキャッチしその物体を確かめてみる。

「何これ…?」
「飴ちゃん」
「見ればわかるってば」
「いちごみるく」
「それもわかるから」
「…患者さんにくれてやんな」

そう言って、親指と人差し指で銃の形を作りアレルヤに向かって撃つ真似をした。

「ありがとう」

微笑みながら例を言うアレルヤにもう一言付け加える。

「頑張れよ。でも、無理はしなさんな」
「了解」

そう言ってアレルヤは白衣を羽織り、部屋を出た。
ロックオンは部屋の奥の給湯室へ向かった。

エレベーターの前に立ち、ボタンを押す。
期待と不安を胸に抱き、到着したエレベーターに乗り込んだ。



To Be Continued...
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ