Promise YOU

□Promise YOU U
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病室に入り、アレルヤは椅子に、マリーはベッドへと座った。
手伝いますよ?と言ったが手を払われ、一人で完璧にこなしてしまった。
…盲目なめてごめんなさい、という感じのアレルヤだった。

「じゃぁ、改めて自己紹介しよっか。
君の担当医のアレルヤ・ハプティズムです。
病気が治るまで…治療が完了するまでよろしくお願いします」
「マリー・パーファシー。
よろしくお願いします」

手を差し出すが、マリーは挨拶をしただけでアレルヤの差し出した手は無意味になった。
それでもめげずにアレルヤは今後の方針を話し始める。

「えーっと…、とりあえず一日一回検査でその結果によって治療を考えていきます。
検査以外にも暇が出来たら様子見にくるから」
「わかりました…。
毎日治療はしないんですか?」
「しないよ。
無理な治療は体に毒だし、患部が治っても他のところに異常が出たら意味ないから」
「変わった医者だな」
「えっ…?」

何で?とマリーの言葉に質問すると思ってもみない答えが返ってきた。

「たくさん治療を行った方が金は取れるだろう?
それに、何故そこまで私の体を気遣う?…もうボロボロなのに」

だから気遣うな、と言い放つマリーに何かを感じた。
儚くて、脆くて、崩れ落ちてしまいそうな…。




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