Promise YOU
□Promise YOU U
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「ボロボロなら治せばいい。
そのために僕たちはいるんだ…。
君がどんな治療を受けて来たかは知らないけど…いや、知る必要があるかもね。
でも、僕は君の事を助けたい」
頼りないかもだけど、と付け足すと冷めていたマリーの顔に少しだけ色が灯った。
「ふっ…つくづく変な医者だな」
「変でもいいよ。とにかく、今日から頑張ろ。
何か要望とかあったら言ってね。出来るだけ聞けるようにするから」
「わかった」
あと無理はダメね、と言うとマリーは軽い笑みを零して頷いた。
それを確認してアレルヤは椅子から立ち上がり、入口のドアに向かった。
「また明日ね」
彼女には見えないとわかっているのに、つい手を振ってしまった。しかし、驚いたことに彼女も手を振ってくれた。
それを見て微笑みながらドアを閉め、部屋から出た。
マリー・パーファシー。
僕の知ってる彼女かはまだわからない。
けど、僕は君が誰だろうと治してみせる…いや、必ず治す。
そう心の中で呟き、エレベーターに乗り込んだ。
To Be Continued...