Promise YOU

□Promise YOU [
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「…アレルヤ、どうするんだ?」
「…わかんない。でも、マリーの事もあるし、」
「明日、使いのものが来るそうだよ」
「早過ぎるんじゃねーか?それは…、」
「行くのか、アレルヤ?」

そう言った刹那にアレルヤは意を決したように口を開く。

「…できれば行きたくないな」

自分が贅沢を言っているのは重々承知だ。
咎められても構わないと思っているし、文句を言われたって仕方がない。
しかし、アレルヤにはやらなくてはいけないことがある。

弱々しく、それでも固い決意を秘めた言葉を聞いた刹那は笑いながら返した。

「…アレルヤなら、そう言うと思った」
「え…っ?」

てっきり、何か言われるものだと思っていた彼はマヌケな声を出す。

「やりたいようにすればいい」
「刹那…、」
「…しかし、断り切れるかは解らないが、」
「…ティエリア?」

意味ありげなティエリアの言葉に疑問符を浮かべる。

「あそこは、どんな手でも使って来るぞ。…だから、」
「…それでも僕はやるよ」
「アレルヤ」
「だって、この病院が好きだし、もっと皆と一緒に頑張りたいから」

だから頑張るよ、と言ってアレルヤは笑う。

「そうか、」

ティエリアは安心したように微笑んだ。


ふと、嫌な予感がするアレルヤだったが、今は考えないようにした。
…例え、うまくいかなくても、



To Be Continued.
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