Promise YOU

□Promise YOU \
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「たしかに、そちらの方がいろいろと整ってますし、やりたいこともしやすいと思います。でも…、」

僕のやりたいことはここでしか出来ない。

曇りのない、真っすぐとした視線でリジェネを見据える。
対するリジェネはまだ余裕そうな表情を崩さない。

「大金が手に入る、と言っても?」
「お金には興味ないです」
「地位も名誉も…」
「そんなもの、要りません」

迷う事なき決意に満ちた瞳で、リジェネから目を反らさない。

「…ぷっ、」

そんなアレルヤに対し、リジェネは思いっきり吹き出してしまい、声を上げて笑った。

「リジェネさん…?」
「あはは…。ごめん、ごめん…、」

キミは面白いよ、と今だに笑いから抜け出せないリジェネはお腹を抱えながら喋る。

「はぁ…、やっぱ僕には無理だなぁ、」
「はい…?」
「うん、キミはここにいた方がいいよ」
「え…っ?」
「キミは変わらないでよ、」

ポツリと呟いたのち、先程とはうって変わり、アレルヤに微笑む。

「じゃぁね」

ひらひら、と軽く手を振るリジェネを引き留める。

「あの…!!」
「何だい?」
「ありがとうございました!!それと、すみません…」
「いいよ、大将には僕からうまく言っておくから、」

ね、とウインクをするリジェネにアレルヤはもう一度お礼を言った。




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