小説a
□真相〜前編〜
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ーあの後、俺はルキアから話を聞き、急いでソウル・ソサエティに向かった。
冬獅郎が乱菊さんに酒を飲まされ、倒れてしまったらしい。
(おいおい…。大丈夫なのかよ、冬獅郎……。)
俺は今、ルキアに連れられ、四番隊の救護詰所にいる。
そして、目の前のベッドに横たわっているのは、数時間前に倒れた十番隊隊長・日番谷冬獅郎…。
そして、その隣で心配そうに冬獅郎を見ているのは、同隊、副隊長・松本乱菊である。
『…乱菊さん、どうしてこんなことしたんですか…。』
「………いやぁ、//隊長がそんなに酔うなんて思わなくて、わざわざお見舞いなんてゴメンねム一護、朽木。」
『本当ですよ〜。しかもルキアが事件なんて騒ぎたてるから、よっぽどの事が起こったんじゃと思ったじゃねぇーか!!』
「………しっ、仕方なかろう!!///」
『しかもテメー、なんか知らねぇーけど、言うのためらってたじゃねぇーか!』
「!?っ//そっ、それは、一護に迷惑をかけたくなかったからで……」
乱菊さんは少しニヤけながら、この会話を聞いている。
「ちゃんと話そうと思ったというに、いぃ、一護が抱き着いて来たのが悪いのだ!」
「……はい、はいそこの二人のラブラブさんは、外でやって下さい〜∀
借りにもここは、病室ですからね〜☆」
乱菊さんに言われてしまい、二人は顔が真っ赤だ。
その後、しばらくの沈黙が続いた。