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□お互いの祝い
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お互いの祝い
10月10日
その日は小説の主役である
あの二人の誕生日である
ナ「あっ、銀時の兄ちゃん!!」
銀「ん?おお、ナルトか……」
Lの部屋に向かう途中 ナルトと銀時はホテルのロビーで合流した
銀「お前もLに呼ばれたのか……」
ナ「うん、銀時の兄ちゃんもか?」
銀「おお、なんかいきなり電話が来て……'思ったより仕事が早く片付いたからぜひ遊びに来てください,って言ってたぞ」
ナ「ああ、オレもそんな感じだったってばよ……」
二人はエレベーターの前に来るとボタンを押す
ナ「なんか、Lから誘ってくるなんて珍しいよなぁ……いつもはオレと銀時の兄ちゃんが一方的に遊びに行ってたのに」
銀「別に気にしなくていいんじゃね?せっかく誘ってくれたんだからよォ」
ナ「まぁ……そうだよな」
二人はそう言いながらもエレベーターに乗った
ナ「あっ、そういえば」
銀「?」
ナ「銀時の兄ちゃんに会うの久しぶりだよな……」
エレベーターで移動中 ナルトがそんなこと言い始めた
銀「まぁお互い忙しかったし、俺も色々あったしなぁ……オメェも修業とかで忙しかったんだろ」
ナ「うん、オレってば早く強くならなきゃ行けねーから………アイツを連れ戻すために」
銀「アイツ?もしかして……この間ナルトが話した奴か?」
ナ「!!そっか、銀時の兄ちゃんには話したんだっけ……」
銀「ああ……お前の友達だろ、聞いたぜ」
なんて話しているうちに
ナ「あっ、着いたってばよ……」
エレベーターのドアが開いた
ナ「銀時の兄ちゃん、Lが待ってるから早く行こうぜ!!」
銀「オイオイ、そんな走んじゃねーよ!!」
ナ「今誰もいないから大丈夫だってばよ!!」
銀時は走り去るナルトを慌てて追いかける
銀「たく……(いつ会っても変わんねーなアイツは)」
銀時は呆れながらも心の中でそう呟いていた