02/10の日記

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2月はチョコとか豆とか言ってないで他にもあるだろ?ほら!(土銀←山?)
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[side 山崎]



俺の上司には‘鬼’と言われている男がいる。


仕事にも、仲間にも、自分にも厳しい、まさに鬼の副長、土方 十四郎。


だが、そんな鬼も
‘あの人’にだけは甘い。


男の身でありながら、同性である 副長の男の恋人。かぶき町で万事屋という商売をやっている坂田 銀時。


あの人には、鬼の副長も形無しだ。


でもまぁ、確かに副長の気持ちも分からないでもない。


万事屋の旦那は、綺麗で、可愛くて、良い匂いがして、一緒にいると、年下の俺でさえ、つい甘やかしたいという気分になる。


だから旦那が副長を訪ねて屯所に来る時は、いつも旦那の好物の甘いお菓子やらを沢山与えて持て成しちゃうんだよなぁ。


それで何度副長に(銀時にちょっかい出すな!って)お説教くらった事か…。


ちぇ〜…。いいじゃん。旦那とお茶しながらちょっとお喋りするぐらい。


憧れなんだよ、旦那は。俺にとって。


…いや、きっと俺だけじゃない。真選組隊士の大半にとって、あの沖田隊長にとってですら、万事屋の旦那はアイドルなんだ。


でも、旦那と副長はラブラブカップルだから…、副長が旦那にメロメロな様に、
旦那だって副長の事、すごく好きだって見てて分かるから…、


手も足も出せない事ぐらい分かってるんだ。


だから、淡い憧れを抱いて旦那と接するぐらいの事、いいじゃないか。


まったく…、
副長ってば心が狭いんだから。
















なんて事を思いながら廊下を歩いていると、曲がり角で副長と出くわした。


その後ろには万事屋の旦那。


「っ…旦那!!」


つい笑顔になる。


「よう、ジミーくん」


「いらしてたんですか!こんにちは!」


お互い笑顔で挨拶を交わしていると、副長が俺だけをギロリと睨む様に見た。


なんだよ。ちょっと挨拶しただけなのに…。どこまで独占欲が強いんだこの人。


「…行くぞ、銀時」


「あ、ちょっと待って!」


副長に片手を軽く上げた旦那はそのままその手を懐へやり、ゴソゴソ何かを探した。


「「………?」」


俺も副長も首を傾げる。


すると、旦那は何かを取り出し、それを俺に差し出した。


「はい!これジミーくんにあげる!」


「えっ!?」


くれる?俺に?
ビックリして、視線を旦那が持っている物に移せば、それは…ソーセージ?


「誕生日だろ?だからこれプレゼント!」


え、えっ?えぇっ!?


プッ…プレゼントって旦那が?俺に!?


「あ、安心しろ。さっきここの冷蔵庫探ってたら出てきたやつだから、俺には何も手間かかってねぇから心配はいらん」


………ま、まぁ(汗)そんな経緯のものでも、旦那が俺にくれる、なんて嬉しい!!


「………銀、何で山崎の誕生日なんて知ってんだ?」


副長は当然の様に不機嫌に疑問を口にした。


そうだ!!
旦那、何で俺の誕生日を!!?


「え…。そりゃあ…知ってるよ。土方くんの可愛い部下だもん」


少し恥ずかしそうに言った旦那は、めちゃくちゃ可愛かった。


って言うか…。
そうか、こんな時にも‘土方くん’が絡んでの事なんですね。


本当に、旦那って人は副長の事、大好きなんだから。


複雑だけど…、やっぱり、一途な旦那、素敵です。


…って言うか、のほほんと旦那の素晴らしさに浸りたいのに

‘銀時がわざわざ山崎にプレゼントなんて(それが真選組ソーセージでも)気に入らねぇが、俺絡みだってんなら、まぁしょうがねぇか’面で何気に満足そうな副長の顔がうざくて気が散るんですけど!!


「あ、俺の誕生日は10月10日だけどお返しとか別にいいからね!」


何気に催促ですか?(汗)
って言うか知ってますよ旦那(好きな人)の誕生日ぐらい。そしてお返しって言うか、プレゼントもするつもりでいますよ。


「おい、もういいだろ。行くぞ銀」


「あ、はいはぁい。
じゃあね、ジミーくん!」


旦那は俺にニコッと微笑んでから副長の後について行った。


「………やっぱり、可愛い」


旦那の背中が見えなくなるまで見送った後、俺は自然と呟いていました。


旦那から貰った(元々、真選組(ココ)の物だけど)ソーセージは勿体ないからタンスの奥にこっそり仕舞って大切にとっておこうと心に決めました。


あれ、作文?











(あとがき)


いや、食えよ(笑)
ジミー、誕生日おめでとう!










山崎「いや、おめでとうって…俺の誕生日、2月6日なんすけど…。何で微妙に更新日遅れてるんすか?」


管理人「………あ、いや(汗)」


山崎「………忘れてたんすね?」


管理人「う…」


山崎「それは地味だからか?
俺が地味だからついウッカリ気づけば誕生日が過ぎてたって事なのかぁ!?」


管理人「いや、忘れてたんじゃなくて…知らなかった、んだよね(汗)」


山崎「Σ………え」


管理人「本当はこのバースデー記念小説もね、書く予定はなかったんだけど…ちょっとネタが思い浮かんだから書いてみようかな、的な軽い気持ちで…。
だからほら!山銀じゃなくて土銀←山でしょ?山銀っていまいち私的に萌えられないかなって思ってさ(笑)」


山崎「………ひ、ひどい(泣)」


管理人「あ、でも祝う気持ちは(少しは)あるから。山崎、おめでとう!」


山崎「…………なんか、祝ってもらってる気がちっともしない(シクシク)」


管理人「………^_^;あはは」


これにて本当におっしまい♪

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