01/06の日記

12:23
秘密の放課後指導
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(まえがき)

時計うさぎ様から、当サイト3周年のお祝いでプレゼントして頂きました!
ありがとうございます!!

逆3zパロ。多分、微エロかな?




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完全下校5分前

何時もこの時間に、アイツは決まってやって来る。


「土方せんせ、あ〜そ〜ぼ?」

「……………」


無視を決め込み、机上の答案用紙に赤い丸を書き込んでいく俺の背中に勢い良く抱きついてくるのもお約束。


「ちょっと無視しないくれる?銀さん、超悲しいんだけど?」

「俺はお前みたいに暇じゃないと、何度言えば分かるんだ?」


綿飴みたいにふわふわの髪を俺の顔に擦り寄せてくる銀時の顔を手で押しやり、一定の距離を保つと睨み付ける。


「んだよ。昨日の夜はあんなに激しく、俺の事抱いた癖に。トシのイケズ」

「学校では先生と呼べと言ったろ?」

「エッチの時、先生って呼ぶと怒る癖に」

「お前なぁ…」


上目遣いで俺の様子を伺う銀時の姿に、俺の理性はいつも脆く崩れ去ってしまう。


「先生の言う事を聞けない悪い生徒には、お仕置きが必要だな?」


シュルッと音を立てて抜き取ったネクタイで、素早く銀時の両腕を一つに纏め上げて動きを封じる。


「ちょ、何すんの!?」

「お仕置きだって言ったろ?」

床にへたり込んでいる銀時の股関に自分の膝を押しやり、わざとグリグリと動かしてやれば銀時は直ぐに大きな瞳を潤ませ甘い息を洩らし出す。


「こんなん嫌なんだけど?」

「俺を受け入れた時点で、お前に拒否権なんかねぇんだよ」

「土方センセって、サイテーな男だね?」

「お前が俺をこんな風にしたんだろ?」

「はぁ?何それ、責任転嫁しないで下さい〜」

「もういいから黙れ」


無防備な銀時の唇に食らい付いてから、無駄口を叩けない様に舌を絡めて唾液を混ぜ合わせる。


耳奥に響く水音と互いの吐息が、興奮を増していく。


唇を重ね合わせたまま、空いている指先を銀時の胸元に這わせれば、ピクンッと跳ねて酔狂な声を放つ銀時が堪らなく愛おしい。


「俺をここまで狂わせた責任、きっちり取らせてやるから覚悟しろよ?」

「はっ、何言ってんの?」

「あん?」

「覚悟がなきゃ、いくら好きになったって男になんか股開かねぇよ。バ〜カ」

そう言って顔を真っ赤に染めながら、自ら口付けてきた銀時を辛抱堪らず机の上に押し倒した。


「言っとくが、俺は一生お前を手放す気なんかねぇからな?」

「心配しなくても、土方センセに一生寄生し続けてやるよ」


ガタガタッと音を立てて転げ落ちる文房具やぐしゃぐしゃになった答案用紙に目もくれず、銀時の白い肌に赤い華を次々と散らし、その啼き声を何時までも満喫し続けた。













「という内容の論文を書いてきたら、赤点免除してやる」

「はぁぁぁ!?何言っちゃってんの?多串の癖に、職権濫用すんじゃねぇよ!!!」

「てめぇ、多串じゃねぇって何百回言わせたら気が済むんだァァァ!!!」

「セクハラ教師が名前間違えられたぐらいで怒るなよ。バ〜カ」

「そうか銀時は、留年して一生を俺と共にしたいんだな?」

「はぁぁぁ!?何言っちゃってんですか?バカなんですか?」

「バカな俺に惚れたお前もバカだろ?」

「…うっ」

「銀時」

「………何だよ?」

「好きだよ」

「なっ…!?」

「マジで惚れ過ぎて、どうにかなっちまいそうなぐらい愛してる」

「そういう事、真顔で言うの反則だっつうの」

「銀時は、こんな俺嫌いか?」

「…………ない」

「聞こえないぞ?」

「今更、嫌いになんかなれねぇって言ってんだろォォォ!!」


耳まで真っ赤に染めて狼狽える愛すべき恋人に、そっと触れるだけの口付けを一つ落として

永遠に変わらぬ愛を誓うよ





(あとがき)


(〃ω〃)うっきゃあぁ!!うさぎ様!素敵な小説ありがとうございました!!

相変わらずの‘お仕置き’好きな鬼畜っぷりなんだからぁ!(笑)

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