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□銀色キラキラ
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第6話 (3/4)




「なにすればいいの?」


「う〜ん、まぁ一言でイタズラと言っても、人それぞれ考えるものは違いますからね。
銀時の思うイタズラを仕掛ければ良いんですよ?

でも!約束して下さいね?
人を傷つけるイタズラは禁止です。ちょっとした、笑って許せる程度のイタズラだけやっても良いんです」


「はぁい!」


少し考えた後、銀時は片手を目一杯にあげながら良い返事をして来た廊下を戻って行った。


またまた教室にやって来た銀時は、桂の姿を見ると呼び掛ける。


「づらぁ!」


「だからヅラじゃない!桂だ!!」


戻ってきた銀時に安心しつつ、忘れぬ突っ込み。


「いたずらぁ!」


「……は?」


言うなり、銀時は訳が分からずポカンとする桂に突進して行ったのであった。


その頃、寺子屋の玄関に到着した高杉は、銀時に会えるのをワクワクしながら草履を脱いでいた。


廊下を進み教室へと近づく。


『………ん?』


ふと、中から誰かの話す声、と言うか…騒がしい雰囲気が伝わってくる。


誰がいるのだろう?と、教室を覗く様に見て、高杉は目を見開きその場で固まってしまった。


「…や、やめっ…ふはははっ…銀っ時、やめぬかっ!」


「いたずらなのぉ〜!」


そこには、愛しい愛しい銀時が桂を押し倒す様にして抱きつき、その全身に小さな両手を這わせている姿があったのである。


「こちょこちょ〜!」


「ふははははっ…くすぐったっ…銀時っ…」


な、な…なんだこの光景は!
と、動揺を隠せず高杉はキュッと唇を結び嫉妬心を銀時と楽しげにイチャイチャして(いる様に高杉には見える)いる桂に向ける。


するとその時、銀時は廊下で呆然と立ち尽くす高杉に気づいた。


「あっ!しんすけ、おはよ」


『っ…』


高杉は突然自分に向けられた赤い瞳と笑顔にビックリして肩を揺らす。


『ぉ…おぅ。おはよう』


動揺しつつ、銀時を無視するなど言語道断と、しっかり挨拶。


「高杉、おはよう」


『…』


しかし、同じく高杉に気付き同じ様に挨拶の言葉をかけた桂は嫉妬から勿論スルー。


『な…何してたんだ?』


高杉はそれとなく聞いてみる。


「んとね、おかしくれないからいたずらなの!」


『…は?』


銀時は立ち上がり、理解できていない高杉の元へと桂から離れてトテトテ近づいた。


「しんすけ、とりっく おあ とりぃと!」


銀時は両手を差し出し言う。


『…え?トリック?』


先ほどの桂と同じ様にポカンとする高杉に、桂は説明の為に口を開いた。


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