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□三食(プラスおやつ)昼寝付き
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第2話




あれから、万事屋と別れてから2ヶ月(ふたつき)程の時間が過ぎていた。


この2ヶ月、と言うか、
正確には万事屋との関係が始まってから、俺はアイツ以外の女を抱いていない。


アイツはただのセフレだった。
だから、アイツに義理立てをするつもりも別になかったし、他の奴を抱こうが罪悪感など、そんなものありはしない。


そんなんじゃなく、ただ、万事屋以外の奴を、抱きたいと俺が思わなかっただけだ。


アイツとの関係が終わった今だって、誰か他の奴を抱きたいと、思わないだけだ。


だが、哀しいかな男の体ってやつは正直なもので…、性処理ってやつが必要になる。


だが、抱きたい女がアイツ以外にいない為、最近じゃもっぱら自慰ばっかだ。


…自慰行為の時、思い浮かべるのは、他の誰でもない。


坂田銀時だった。


無意識に、気づいた時には、最近じゃいつも、アイツをおかずにマスかいてた。


なんだコレ、情けねぇ。元セフレをおかずにするなんて…。


でも、アイツを思い浮かべ、抱いていた時を思い出しては興奮してる自分がいるのも本当の事で…。


蕩けそうな顔に、甘い喘ぎ(こえ)俺のを締め付け何度も絶頂に導くアイツの中は、
堪らなく最高だった。


そんなアイツの体を、俺以外の誰かが抱くのかと思うと、どす黒いもんが全身を駆け巡り、胸くそが悪くなる。


アイツの感じてる顔を、感じてる声を、見られ聞かれると思うと、アイツが好きだって言うその男を、ほんの少しの跡形もなく殺したくなる。


なんだコレ。まるで…焼きもちみてぇじゃねぇか。


本当、情けねぇ。
失って初めて気づくなんて、


俺、アイツの事…、万事屋の事が、好きだったんだな。


くそっ。
今さらどうしろってんだ!?


アイツには、他に好きな奴がいて、元々っ俺のなんかじゃなかったけど、でも…、でも、


アイツを、坂田銀時を、
取り戻してぇ。


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