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□三食(プラスおやつ)昼寝付き
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エピローグ




ちゅっ、と何とも可愛らしいリップ音をさせて唇は離れた。


またすぐにでも引っ付いてしまいそうな距離に、銀時は恥ずかしそうにモジモジする。


そんな銀時が可愛くて堪らない土方は、再びそのプックリした甘い唇を奪おうとしたが、


「えっと…そろそろ新八と神楽、迎えに行こうか。
日も、暮れてきたし、ね?」


銀時は土方の肩を押し、距離を取ると窓の外を見る。


確かに空は薄暗くなっていた。


「あぁ、そうだな」


銀時と離れてしまった事を残念に思いながらも、土方は子供たちをいつまでも外に閉め出している訳にもいかないか、と銀時に頷いた。


そして、場所(ところ)変わって川辺では、新八、神楽、定春の3人(2人と一匹?)が時間を潰していた。


お土産で渡された酢コンブをかじりながら、神楽は心配そうに、ここから見える訳ではないが、家の方を見ていた。


その時、神楽は、その家の方から人影が自分たちの所へと近づいて来るのに気づく。


「…」


目を凝らすと、それは銀時と土方の2人だと分かり、神楽は座っていた体勢から立ち上がった。


そして、そんな神楽の視線の先を追い、同じく銀時たちに気づいた新八も立ち上がる。


「銀ちゃん!」


神楽は銀時へと駆け寄った。


「悪かったな、お前らを外に出しちまって」


銀時が言うと、そんな顔を見た神楽は気づいた。


「銀ちゃん、目が赤いアル」


そして土方をキッと睨む。


「ちゃんと釘さしといたのに、お前っ銀ちゃんを泣かしたアルか!?」


傘の銃口を土方に向けた神楽に銀時は慌てる。


「ち、違うよ神楽っ!
これは何て言うかっ…嬉し泣きってやつでっ…」


「……嬉し泣き?
じゃあ、銀さんたち…」


言いながら神楽に少し遅れて近づいて来た新八に、銀時も土方も揃って視線を向けた。


「メガ…、いや、志村」


「えっ…」


土方にはじめて名前を呼ばれた事に、新八は少し驚いた様に目を丸める。


さらに驚く事に、それに続き土方は、新八に頭を下げ礼を言ったのだ。


「ありがとう」


「っ…土方さん!?」


「マヨラー…」


これには神楽もビックリである。


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