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□欲望に溺れなさい
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「ンッ、やぁっ…やっ」
入口に亀頭をユルユルと擦り付けると、銀時は頭を必死で横に振り拒絶する。
が、そんなもの視界に入れていない異三郎は (まぁ見ていたとしても寸止めでお預けをくらうつもりは異三郎には無いのだが) 銀時の中心へ向けて腰を落としていった。
ぐぷっ にゅぶぷっ ギチッギチチ…
「っ…あっい゙ああ゙ぁぁ゙っ…痛い痛いっ…抜いっ…てぇっ…いやあぁあぁっ!」
「ん…んっ、銀たん、力を抜くんだお。ヌルヌル滑って、多少は楽に挿るお?」
「ばかばかっ変態っ!出てけぇ!」
ソコへの本当ならあり得ないはずの痛みから、銀時はポロポロと涙を流す。
「はぁ…はぁっ…銀たん、そんなに泣きじゃくったって…興奮するだけだお?煽りの天才なんだね…、ギザ色っぽす」
キツい中を無理に進むと、やがてソコから鮮やかな朱が垂れ流れた。
「まるで処女の様だ、ね?銀たん」
ウットリした眼差しで言うと、異三郎は急に腰を激しく揺さぶった。
「ああぁあぁあぁぁ゙っ!!」
ぐぢゅっ ぢゅぶっ にゅぽっ
異三郎の先走りと銀時の血が潤滑油となり、銀時の中を異三郎のソレは出たり挿ったりピストンを繰り返す。
「あっあっあっ…やっ…あぁっ…」
「いいっ…最高だおっ銀たんっ銀たんっ!」
じゅぶっ ぢゅぷっ にゅぽっ
「はぁ…はぁっ…キュウキュウ絡み付いてくるお?銀たんも、気持ちよす?」
「はぁっ…ン…あっあっ…ぁあんっ」
最初は痛みからか、呻きに近い声を上げていた銀時だったが、何度も突き上げられ、いい所を攻められるうち、奥の奥、中心にはジンジンと快感だけが与えられる様になり、色っぽく喘ぎだけを漏らしていた。
しかし、好きでもない相手と無理矢理に体を繋げられたと言うのに、後ろだけを弄られ、自分の体がこんなにも感じてしまうなど、銀時は認めたくなかった。
「っ…ふざけんなっ!あっ…ンッ、誰が気持ち良くなんて…はぁっ…あっ、あっ…」
「素直になった方が良いですよ?銀たん」
言うと、異三郎はだらしなくトロトロと汁を垂らしている銀時の自身に手を伸ばした。
「っ…く、はっ…やっ!?」
触れるとそのまま根元をギュッと握り、銀時の顔を見下ろして愉快そうに微笑む。
「坂田銀時、素直になりなさい。
感じるままに快楽に溺れなさい。
よがり、乱れ、狂おしく私を求めなさい」
厭らしくドクドクと膨れ上がった銀時のソレを握る手に少しだけ力を込め、上下、前後へと腰を振り中をかき混ぜる。
「あっあっあっ!や、やめっ離しっ…、このままじゃっ…あ、ンッ…イけない!」
「おや、銀たんはイきそうなんですか?‘気持ち良くなんてない’のに?さっき貴方がご自分でそう仰ったんですよ?」
「っ…」
異三郎のなんとも楽しそうな口調に銀時はカァッと恥ずかしそうに赤面した。
「さぁ、言いなさい。
貴方のその口で、私が欲しいと。もっと強い快楽が与えられたいのなら。気持ち良くなりたいのなら。イきたいのなら」
更に腰を激しく振り、ギュゥッと銀時の自身を強く握れば、銀時は目をチカチカさせ、半開きだった口からはだらしなくヨダレを垂らした。
「はっ…はっ…お願っ…イかせてっ」
息をするのも苦しそうな銀時は、涙とヨダレで顔を汚しながら必死で頭を横に振る。
「だったら、早く理性など捨て去ってしまいなさい。とっとと欲望に溺れてしまいなさい。私のものになると言いなさい。
そうすれば、楽になれますよ?
苦しいのは嫌なのでしょう?」
まるで催眠術にでも掛かってしまったかの様な感覚が銀時の中を走った。
欲望に素直になれば、もどかしい疼きから解放される。……………楽になれる。
だったら…、溺れてしまえばいい。
「……………なる」
「何にですか?」
異三郎はガシガシと銀時の中を突き続けながら銀時の小さな声に聞き返す。
「……お前のものに…なる、から。だから…お願い。もう手、離して。お願いっイかせてっ?気持ちよくしてよっ!!」
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