02/08の日記

00:06
こんな記事、見つけました
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それはある日の事だった。


銀時は真選組屯所を訪れ、仕事をする土方の背後で土方の携帯電話をいじり、あるサイトの画面を開き見つめていた。


「ねぇねぇ土方くん」


「あ?」


タバコを吸いながら書類にペンを走らせる土方は、銀時を見ないまま返事をする。


「いや〜…、今さぁちょっとm○xiニュース見てんだけどさぁ」


「…お前、人の携帯で何やってんだよ」


呆れた様子で、
ようやく銀時へと振り向く土方。


「いいじゃん。で!
面白いニュースがあってさぁ!」


「………なんだよ?」


土方は、興味は無いものの、そんな事をズバッと言うのも何だと思い、一応聞いてあげる。


「ユーザー投票による‘チョコをあげたいアニメキャラのランキング’っつうのを実施して結果を発表したらしんだよ」


「ほ〜。んなもんやってんのか」


「うん。この投票企画は‘レ○チョク音楽情報サイト’で行われたもので…、」


銀時は画面を見ながら読み上げる。


「その結果、チョコをあげたいアニメキャラ部門で最も票を集めたの、は……」


勿体つけた言い方をして、ニヤリとした。


「‘銀魂’の坂田銀時だった。だってよ」


「っ…」


銀時の言葉に、土方はピクリと肩を揺らし目を見開いた。


「え〜っと、理由としては…」


銀時は続けて読み上げる。


「‘糖分大好きな銀さんほど喜んでくれる人は他にいない’(30代・女性)‘甘党だから何作ってもおいしいと言ってくれそう’(10代・女性)などが挙がり…、甘いモノが大好きというキャラクターが熱い支持に繋がっているようだ。だってよ」


銀時はほくそ笑んでいる。


「ちなみに坂田銀時は、昨年実施した同ランキングでは2位だった他、‘結婚したいアニメキャラ’投票でも1位を獲得。モテる男性キャラクターの代表格と言えそうだ。だってよ!」


「………」


銀時が読み上げたニュースの内容に、土方は眉を寄せ、その機嫌は悪くなっていった。


「銀さんモテモテじゃん。困っちゃうなぁ〜。つうか、こうなりゃ去年の1位が気になるよな。誰だったんだろ。な?土方くん」


「…」


黙ったままの土方に、銀時は再びニヤリとした。


「なぁに?銀魂におけるモテキャラの土方くんより銀さんの方が実際にはモテてるのが面白くない訳〜?悔しいのかなぁ?」


満足かつ自慢気な銀時は土方の肩をバシバシ叩いた。


「俺に次いで2位は‘ONE PIECE’のロロノア・ゾロなんだってよ、だから喜べ!な?」


「喜べるか!そりゃ俺じゃなくて(俺役の)中の人(声優)が同じってだけで俺とは関係ねぇじゃねぇか!つうかなに励ましてんだ!?俺は別に落ち込んでねぇ!ムカついてんだ!!」


「…だから、銀さんに負けて悔しいからムカついてんだろ?」


銀時の言葉に、土方は呆れた様子でムスッとした。


「ちげぇよ!!
だらしなく鼻の下伸ばしてるお前にムカついてんだ!」


「は?」


「チョコあげたいキャラ?結婚したいキャラ?モテる男性キャラの代表だぁ?何だそれ、モテてそんなに嬉しいか?(ブツブツ)」


拗ねた様に言う土方を、銀時はパチクリと瞬きをしながら見た。


「お前の良さは俺一人だけが知ってりゃいいんだよ。お前は俺だけにモテてりゃいいんだよ。だいたいっチョコぐらいいくらでも俺がやるっつうの(ボソボソッ)」


「……………焼きもち?」


「っ…」


銀時に言い当てられ、土方はその顔をカァッと瞬時に赤面させた。


すると、それを見た銀時は、今日1番の、それはそれは嬉しそうな笑顔を見せた。


「えへへ、そっか。焼きもちか。そっかそっか。土方くんは銀さんの事、独り占めしたいんだぁ?」


ニコニコニコッと破滅的に可愛い笑顔を見せる銀時に、土方の胸はドキンッと大きく高鳴り、下半身はドクンッと大きく膨らんだ。


「ぎ…銀時っ」


「ん〜?」


ニコニコニコ。


自分が焼きもちを妬いた事に対する銀時の嬉しそうなこの反応にも、土方は心臓がドキドキと跳ねる。


「(お前…可愛すぎ)
    ヤベぇ…。ヤりてぇ」


「………えっ!?///」


今度は銀時がボッと顔を赤く染めた。


「お前を、俺だけのものにしてぇ。俺だけに愛されて欲しいんだ、だから…」


「…………う、うん。その…俺、も///
本当は、土方くんにだけ…愛されてれば、それだけで満足って言うか…。幸せって言うか///だから…、いい、よ?」


「っ…!!銀っ///」


ガバッ!


「わっ///
…ぁ、わわっ…ン、あんっ」















(あとがき)


えっと、何だろう。
本当にm○xiニュースでこの記事を発見して、で、銀ちゃんって凄いねって思って、その事が書きたかっただけです(笑)


この話の2人についてですが、設定としては、付き合いたてホヤホヤでキスも2、3回しかしてないっつうウブい感じ。


ま、ラストで2人は初体験を向かえたんだけどね(笑)


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