11/08の日記

08:56
人間たまたまで全裸になんてなりません! (微裏)
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土方は今、激怒していた。
恋人である銀時を連れ込み宿に文字通り連れ込むと、布団の上にその身を投げつける様にして横たわらせる。


「わっ!!何すんだよ!?」


乱暴にされ、銀時は布団の上から見上げる様にして土方に抗議の目を向けた。


「何すんだ、だぁ?それはこっちのセリフだ。お前、何してんだよ!?」


「………は?」


怒っている様子の土方も疑問だが、その言葉の意味も分からず銀時は首を傾げる。
すると、土方は苦々しげな表情で口を動かした。


「こっちはなぁ、ちゃ〜んと近藤さんと総悟から聞いてんだよ。誤魔化そうったって そうはいかねぇからな?」


「は?誤魔化すって…何が!?」


訳分からん、といった表情の銀時に、土方はまるでケダモノの如く股がり、その服に手をかけていく。


「ちょっ…ほんと何だよいきなり!欲求不満ですか!?コノヤロー!!」


白の着流しを剥ぎ取り、黒のインナーを剥ぎ取り、と、土方の手によってどんどん銀時の肌の露出が高くなってきたその時、


「お前、何百人の野郎どもの前で全裸になって‘コレ’見せびらかしたそうだな?」


土方は地を這う様な低い声でそう言った。


「は?全裸?」


そこで銀時はふと思い当たる。あぁ、ピン子の…、愛チョリスの大会の事か、と。


「つうか…、見せびらかした訳じゃねぇし!言わば不可抗力だよ!?あれは!!」


すると、銀時のそんな言い訳に土方は益々ムスゥッと不機嫌な顔になる。


「………つまり、見せた事に違ぇはないんだな!?」


「いや、だから!わざわざ見せた訳じゃなくて!気づいたらたまたま全裸になっちゃってただけなの!お分かり?」


「ふざけんなっ!!どうしたら人間、気づいたらたまたま全裸になるんだ!?」


土方は言うと、銀時のズボンとパンツを一緒にズルリと引き下げ、ソレをアラワにさせ銀時を全裸にした。


「わっ!!ちょっ…」


「どこまでフシダラなんだお前はっ!」


「は、ぁあ!?誰がフシダラだ!?」


土方の言葉にカチンと来たのか、銀時はムッとして文句を言おうとしたが、


「くそっ!‘コレ’は俺のもんだ!誰にでも簡単に見せてんじゃねぇよ!俺だってお前の全裸を見るのに付き合いだしてから一年も経過(かかった)ってのに!!
くそっ!銀時の可愛いチンコ見た野郎ひとり残さずぶった斬りてぇ!ぜってぇ奴ら銀時をおかずにオナるんだぜ!?胸くそ悪ぃ」


銀時は、土方のそんな可愛い嫉妬に満更でもない気分になり頬を赤く染める。


「ばかですか?銀さんの銀さん見て興奮するのなんて、土方くんぐらいだっつうの」


でもまぁ、確かに土方以外にも俺の全裸に興奮してた奴いたけど…。写真、めっちゃパシャパシャ撮ってたもんな、さっちゃん。でもこれ言うとさっちゃんの命が危ないかも知れないから黙っとこ。
……と、銀時はそんな事を思ったのだった。


すると、その隙に、土方は興奮気味に荒く息をはき、銀時の下半身へと頭を沈めた。


「っ…ひゃあぁっ…ン」


いきなりの刺激に、銀時からは甘い声が上がる。


「んっ…チャプッ…チュプ…レロッ…はぁ、はぁっ銀っ、そりゃあ興奮するさっ…チュクッ…ん、そんなの、当たり前だろ?」


土方は大切そうに銀時の‘ソレ’を持ち、わざと卑猥な水音が響く様に舐め回す。


「あっあっあ、あっン」


「銀っ、お前も、んっチュプッ…興奮、してるみてぇだな?はぁ…クチュッ、お前の厭らしい汁、ダラダラと垂れてきてんぞ?」


「あっ…あんっ。だってぇ…ふ、ンッ」


「はぁっ…チュプッ…銀、コレは誰のもんだ?誰が見てもいいもんだ?言えよ」


自身全体を土方の熱い熱い口内でいいようにホグサレ、銀時は快感に身を預けた。


もっともっと土方に気持ちよくシて欲しくて、素直に答える。


「あっあっ、ひじかっ…たくっ…ん、のっ!!‘コレ’は土方だけのものっ!見て良いのもっ…あっあっン、土方だけっ!‘こんな事’して良いのもっ土方だけぇっ…あぁっ!!」


ジュッジュッと土方がソレを強く吸えば、銀時はカラダをピクピク痙攣させ達した。


「はぁ…はぁっ。そうだ、銀時。お前は、全部全部、俺の、俺だけのものだ」


銀時の喘ぎながらの言葉に満足しつつ、しかし、やはり銀時の全裸を目にした男達へのイライラは収まらない。


「銀時、お前が他の男の前で‘たまたま’全裸になっちまった‘お仕置き’を今からカラダ中に染み込ませてやっからな?」


「…うん。して?いっぱい して?お仕置き。カラダ、ね、疼いてすごく熱いの」


トロンと潤んだ瞳で妖艶におねだりしてくる銀時に、土方はククッと笑う。


「何を想像してんのか知らねぇが、そんな望んでちゃあ‘お仕置き’にならねぇじゃねぇか。でもまぁ、俺もお前に煽られまくって限界だからな…。

お前がもう二度と他の男の前で、俺以外の奴の前で脱ぎたくねぇって思うようにたっぷり たっぷり仕込んでやるよ」


こうして銀時は、お仕置きとは名ばかりの、熱くて甘い甘い快楽を、蕩ける程たっぷりと土方に与えられたのでした。



【end】




(あとがき)


ほら、今ってジャンプの原作の方が(あれ何て言うの?金魂篇?)読んでて胸が痛いんで、愛されてて仕方ないって銀ちゃん書きたかったんだけど…アレッ?これって愛されてて仕方ないって話だった?←聞くな。

ま、良いや。最後の方はイチャイチャさせられたし(笑)え、してたよね?←だから聞くな

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