01/11の日記
12:21
ねむい
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ねむい。
あぁ、眠い。すっげぇ眠い。
「くゎあぁ〜〜〜〜…っ」
我慢出来なくて大口開けてアクビをしたら、今まさに‘行為を致す’為に俺を組み敷いている土方に上から睨まれた。
「お前なぁ…。ソレはいくら何でも失礼なんじゃねぇの?」
「だって…眠いんだもん」
俺の返事に、土方は途端にムッと機嫌を損ねた顔つきをし俺を見下ろす。
そんな顔されたって怒られたって眠いもんは眠いんですぅ!しょうがねぇだろ?
「仮にも彼氏がこうして押し倒してて、お互いに真っ裸で、今まさにぶっ込むって時に眠いはねぇだろ。普通ドキドキして眠気なんてもん吹っ飛ぶだろうが!?」
「…………えぇ〜?別に付き合いたてのカップルじゃあるまいしぃ。挿れられるだけでドキドキ緊張なんてするかよ」
俺の返事がお気に召さなかったのか、土方はムスゥっと益々その顔を不機嫌にした。
「……お前、まさか今まで俺の愛撫にアンアン喘ぎながらも実は眠てぇ、なんて上の空だったんじゃねぇだろうなぁ?」
「はぁ?何ソレ。上の空なのに喘ぐって…、じゃあ銀さん演技してたとでも言いたいんですか?土方くんは。え、なに?銀さん疑われてるの?ひっどぉい!」
「べっ別に疑ってねぇだろ!?」
ショックを受けたフリをして見せれば、土方は少し慌てて否定をする。
「いくら眠くっても土方くんの指使いや舌使いに感じるから自然と声が出ちゃうんだろ?それを……。演技で感じたフリした事なんて銀さん今まで一度もありません」
これは本当。
「っ…」
今度はお気に召したのか、俺の言葉を聞くと土方は照れくさそうに顔を赤く染めた。
土方は俺の事をいつもひつこいぐらいに可愛い可愛い言うが、俺から見れば土方の方がよっぽど可愛いと思う。
だって、俺に欲情してる土方を見ると、こっちの方がムラムラしてくるもん。
してくる…が、でも今はやっぱり眠い。
ごめん、土方。
倦怠期とか、そんなんじゃないんだ。
今だって土方の事が大好きで、土方とのエッチだって、本当は毎回ドキドキ胸を高鳴らせるぐらいなんだぜ?
でもさ、お前の‘夜の相手’をこうも毎晩毎晩しつこくさせられちゃあ…さ、
眠くもなるってもんだろ?
少しぐらいゆっくり眠らせてくれよ。
もう…限界。 お前の絶倫さにはさ、流石の銀さんももうお手上げな訳ですよ。
だから………、お願い…
「っ…おい、銀時っ!?」
「くぅ〜〜〜…」
「………チッ、寝てやがる」
久しぶりに心行くまで眠らせて下さい。
「どうすんだよ。俺のめっちゃ元気な‘コレ’………つうか(寝顔)可愛いなオイ。
いやいや、じゃなくて!今は改めて銀時(こいつ)に見惚れてる場合じゃなくて!
どうすんだよ本当。
寝てる奴相手にヤるなんて、なんか自慰みてぇじゃねぇかよ。 虚しいだろ…」
…………………。
「いや、でも、まぁ……。
意識がない奴を無理ヤリ襲ってる感あって、ある種メチャクチャ興奮はするが…」
……………………。
「……やべっ、テンション上がってキタ」
………………………。
「……………よし!悪いな、銀時。お前の‘ココ’勝手に使わせてもらうぜ?」
………………………ブチッ。
「うるせぇ!!」
「っ!?ぎ、銀時っ!?
お、お前っ起きて……。な、なに盗み聞きしてんだ!恥ずかしいだろうが!?」
「なにが盗み聞きだ!?俺が完全に眠りにつく前にお前が勝手にブツブツと独り言を言い出したんだろうが!うるさくて寝れやしねぇよ!どうしてくれんだ!?」
「………寝れねぇってんなら、都合が良いじゃねぇかよ。このままヤりゃあ良い」
「‘ソレ’が原因で俺は最近ずっと寝不足が続いてて堪んなく眠いんだよっ!
分かってんのか!元凶はお前なんだよ!
この絶倫野郎っ!!」
「おまっ…誉めんなよ、照れるだろ?」
「お〜い銀さんいつ誉めましたかっ!?」
「お前も照れてんのか? (可愛い奴) 」
人の言葉に全く耳も傾けず 自分の都合の良い様に解釈すると、土方は俺の中に入って来ようとし始めた。
「ンッ…はぁっ、銀っ銀っ!」
「ちょっ…待っ!
本当、寝かせろっ…て…ば…待っ…」
あっあっ……、
あっ…ああぁんっ。
……………………どうやら、俺の寝不足は、まだまだ続きそうです。
【end】
(あとがき)
最後に銀ちゃんちょっと喘いでるけど、これって微エロじゃないよね?←聞くな
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