時計うさぎ様からの頂き物
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佐々木「副長殿は、あの白夜叉をどうするおつもりですか?」
土方「…どういう意味だ?」
佐々木「あの最高級品の玩具を、是非とも私に譲って頂きたいと思いまして」
土方「アイツは玩具なんかじゃねェェェ!!」
怒りのあまりギリギリと歯噛みする土方を、佐々木は相変わらずのポーカーフェイスで見下す。
佐々木「鬼の副長と恐れられる土方君が、まさか本気だとでも?」
土方「本気じゃ悪いのかよ?」
佐々木「なら、私も本気を出さねばなりませんね?」
土方「てめぇ、何言ってやがる?」
佐々木「私も気に入ったんですよ。あの男を。あなたと一戦交えてでも、手に入れたいぐらいにね?」
土方「てめぇ…!!」
佐々木「そうやって、直ぐに頭に血が昇る癖を直した方が良いですよ?…まぁ私には関係ありませんが」
土方が愛刀を佐々木の喉元に突き付けたのと、佐々木が土方の眉間に愛用する拳銃を突き付けたのは同時だった。
土方「なかなかやるじゃねぇか?」
佐々木「こうでなくては、面白くない」
銀「どうでもいいけどよ。俺がいない所でやってくんない?マジ迷惑だから」
一瞬触発の二人を前に心底嫌そうな顔を浮かべた銀時は、頭をボリボリ掻きながら死んだ魚の様な目で二人の男を睨み付けた。
土方「勘違いするんじゃねぇよ?俺は只、お前に苺牛乳の差し入れをだな…」
佐々木「私は銀たんの為に、ポンデリング買い占めてきました」
銀「何でポンデリング限定?!つうか、お前ら警察の癖に不法侵入とかマジでバカだろ?ゴリラといい、警察の採用基準はストーカーの才能なんですかァ!?チンピラ警察じゃなくてチンピラストーカー集団と改名した方がいいんじゃねぇの?」
頭に手を当て深く促だれる銀時を無視して、神楽は我関せず勝手にポンデリングをむっしゃむっしゃと食べ始める。
神楽「おい、今度はダブルチョコレートとグラタンパイ買ってくるネ。そしたら銀ちゃんと一発ぐらいヤラせてやるヨ」
銀「ちょ、何言っちゃってんのォォォォ!?って、マジで二人してミスドに向かうなァァァ!!」
この後ミスドに二匹の鬼が出没し、大騒ぎになったとか、ならないとか(笑)
(あとがき)
いつもいつも、本っっっ当に素敵な作品をありがとうございます!!
タイトルは私が勝手に付けましたm(__)m 勿論、土方と佐々木って意味です。
以下はジャンプ12号の銀魂ネタバレを含む内容の話になっております。
こちらもうさぎ様より頂きました。
3行ほど勝手にプチコラボしちゃいましたが…(汗)
タイトルは共通となりますが、上の話とは別のストーリーになっております。
ここからは、土方と坂田って意味になります。
では、お進み下さい↓↓↓
銀「あ、近藤く〜ん。土方く〜ん」
牢屋の中にいる銀時のニコニコ笑顔を見るなり、土方はその顔にキュンと胸がときめきながらも、また厄介な事に首突っ込みやがって、と目眩を覚えた。
土方(こんのバカ!!そういう顔は俺と二人きりの時だけにしろって、何回も言ってんだろうがァ!!)
銀(何言っちゃってんのォォ!?この危機的状況見りゃ分かんだろ?今すぐ俺達をこの牢獄から出しやがれェェェ!!)
土方(…何で佐々木なんかと楽しく缶けりしてたんだ?)
銀(はぁ?)
土方(挙げ句、将軍は相変わらずブリーフ一丁だったらしいじゃねぇか?…こんの節操なしがァァァ!!)
銀(勘違いすんじゃねぇよ!!佐々木は缶けりしてねぇし、将軍はいつも勝手にブリーフ一丁になってんの、お前も知ってんだろ!?)
土方(どうだかな?お前は誰かれ構わず色目使うのが得意だから、信用なんか出来ねぇよ)
銀(…酷いよ土方君。俺には土方君しかいないのに)
土方(…………)
銀(周りの輩なんか関係ねぇよ。俺がずっと土方君しか眼中ないの知らない訳じゃねぇだろ?ここまで骨の髄まで染めといて、その言い種はあんまりじゃないの?)
土方(…仕方ねぇから許してやるか?)
銀(偉そうに)
土方(その代わり、この山が片付いたら…分かってんだろうな?)
近藤「トシ、何1人でにやけてるんだ?」
沖田「どうせ痛い妄想してるだけなんで、ほっときなせェ近藤さん」
土方「大きなお世話だバカ」
沖田「否定ぐらいしろよ土方コノヤロ〜」
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