01/25の日記
11:55
嵐の後に 高銀ver.
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(まえがき)
こちらの作品は、時計うさぎ様から頂いたものです。
将軍暗殺篇が一区切りついて、
再びのシリアスに突入する前ぐらい?かな。
m(__)m いつもいつも、本当にありがとうございます!
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高杉「明けない夜はない…ねぇ?」
銀「……………」
高杉「臭い決めセリフ吐く癖は、相変わらずみてぇだなぁ?」
自分の横で、くつりくつりと煙管を口に喰わえたまま喉を鳴らす高杉の横顔を、布団に寝転がったままの銀時が睨み付ける。
銀「お前さ、傷治ったばっかなんだから、もう少し手加減とか出来ない訳?傷開いたらどうしてくれんの?」
高杉「その割りにゃ、随分と良い声で啼いてたじゃねぇか?」
そう言って、愛おしそうに目を細めた高杉からのキスは、銀時の胸を高鳴らせるには充分で
高杉「心配しなくても、おめぇを傷付ける様なバカなマネはもうしねぇよ」
銀「っ!?」
追い打ちで告げられた高杉の優しい声色に、緩む顔を隠す為、勢い良く布団に潜り込んだ銀時の姿を確認した高杉は、静かに煙管を枕元に置き、にやりと笑った。
高杉「そろそろ体力も回復したみてぇだな?…二回戦といこうじゃねぇか?」
銀「はぁ?お前、何言って…っ!?」
勢い良く布団から顔を出した銀時の額に、己の額を付け小さく呟く
高杉「俺の全てで、おめぇを染め尽くしてやらぁ」
銀「バ〜カ。もうとっくに染まりきってるっつうの」
高杉「………おめぇの全ては俺だけのもんだ」
銀「お前の全ても、俺だけのもんだぜ?」
高杉「…………そうか」
銀「………愛してる。マジで心底惚れてんだからな?コノヤロー!!」
高杉「………俺も………る」
銀「はぁ?聞こえないんですけどォォ!?」
高杉「…………」
銀「もしも〜し?晋ちゃ〜ん?」
高杉「ヤる」
銀「ちょ、意気なり入れんなァァア!!あっ!?」
今だ巻かれたままの包帯を乱して、熱く絡まる二人を、遠く離れた場所から双眼鏡で覗いていた桂は悔し涙を流していた。
桂「俺だって愛しているぞォォォ!!」
エリー“元気出して、桂さん”
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