散文・詩

□六畳間から
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六畳間に縦がぼくと同じ背丈位のサッシがある。

その先には、一、二メートルほどの横に伸びた小さなベランダがあって、

両はじに引っかけられた藍色の洗濯紐が垂れ下がっている。

ふと気付けばビショビショになったお気に入りの服もあって

気がふさぐこともある。

ただ思う。

ここから始まるんだと、

ここから始めるんだということを

だがその前に、明日は天気がいいな

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