散文・詩

□リアル
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大切な出会いのために人を傷つけました

私はそう思います

嘘をついたんだという深い愚かさと

嘘が本当になればという小さな恍惚と

それら二つが針となり一つの針に心という名の糸を通す

自分の気持ちを留め針し、
一つの針で刺繍して

その痛みによって穴を塞ごうとする

そんな自分が嫌で嫌でたまりません

私はもうわかりません

身動きができません

素直にもなれません

でも……、でも、そんなことよりも

謝罪を告げるだけの自分に勇気をください

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