□サイゴ。
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(佐助視点)

もうずいぶんとたつ。この時間は早くも遅くもない秒数とともに刻々と過ぎ去っていく。

外を見ると雪がつもり、世界は真白になっていた。

こんな時、きっとアンタなら「さむい」などと言って小十郎に文句でも言ってるのだろう。




くすッ・・・



「久しぶりに竜の旦那にでも会いに行くか。」


早くアイツの顔が見たい。
だってさ、アイツの顔、驚く顔が見たいから。



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(政宗視点)


雪なんてどでもいい...。
雪を見てうかれるガキ共。どうでもいい。
なぜそんなに楽しめる??

気楽な奴等だ。俺の気持ちなんて知りもしないで...。


「政宗様!!体調はいかがですか??」


『よう...。まーまーだ...。』


「そうですか。なにかありましたらすぐにこの小十郎にお言いになってください。」


『小十郎・・・』


「??はい??」


『俺は死ぬのか??』


「・・・っ」


『死ぬのか??』


「・・・。大丈夫ですよ。
なにがあってもあなたは死なせません。」


『HAッ!!ずいぶん言うじゃねぇの。ま、死ぬ気はねぇけど』


死ぬ気ね・・・。あるわけねぇじゃん。
誰が好き好んで死ぬかってんだ。


天下とるまで俺は死ねねぇ。




死んでたまるか。













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