□サイゴ。
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(佐助視点)

その夜はいったん城に帰り、色々考えながら眠りについた。


今日竜がした話に疑問を抱えていた。


「竜・・・ホントにアンタは死なないのか???」





チュンチュン・・・



すずめの鳴き声に起こされる。



「旦那のとこ行かなきゃ。」



布団からすらっとでて、旦那の部屋まで向かう。


「旦那ァー。入るよー??」




返事がない。まだ寝ているのだろう。


スーとふすまを開け、中に入る。
案の定。旦那は熟睡中。


「だーんなー。早く起きてー。
俺様もそんなに暇じゃないんだよー。」


『・・・んん・・・佐助でござるか???』


「そーそー。早く起きてくれない??」


『・・・もーちょっと・・・』



「もー早く起きないとごはん食えなくなるよ??」


『ッ!!!!!なに!!!???佐助、それを早く言え!!!メシでござる!!!』


バサっと布団をはがし寝巻きを脱いだ。




朝食も済ませ、旦那は稽古をしてる間、俺様は頼まれた品々を取りに行っていた。




雪のある、寒い日。






白い息が簡単に出る。


「あ...ココ、、もう伊達領だ・・・。」

あたりを見渡しもうここまで来たんだ。とつぶやく。


『そーだよ。ここはもう俺の地だぜ??』


思いがけない声にはっとなり、声の持ち主に顔を向ける。


『今日はなにしにきた??』


「買出し(笑)」


『HAッ!!!雑用かよ』


「基本雑用ッスから;」


『・・・。さむい。』


「ぷっ...。」


『ッ!!!テメッ!!!笑ってんじゃねぇーよ!!!』


「だって、、さむいのわかってて外出てきたんでしょ???」

あまりに可愛すぎて笑いが止まらない。


『うっせ。バカ。////』


「ねぇ。なにしに外出たの???」



『・・・。別になんでもいいだろーが。』


「もしかして、、俺様に会いに来た。とか??」


『勘違いすんなバカ!!!////』










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