□群青
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俺様達は...自然と話さなくなり、



お互いの顔を見なくなった...








そして...俺様の卒業式








『佐助ぇー!!』



「旦那ぁー」


『卒業おめでとう!!
佐助が卒業したら、某はすごく寂しいでござる...』


「何言ってんの!!家帰れば会えるでしょ(笑)」


『それもそうでござるけど・・・』


『あ!!小十郎殿ー!!』


「・・・あ」


『どうした??佐助??』


「・・・え??あ...な、なんでもない・・・!!」


『そうでござるか??
小十郎殿ー!!こっちでござるー!!』



「あー・・・旦那??」


『ん??』


「俺様...用事あるの思い出したから...
ちょっと行ってくるね??」


『佐助ー??』










****




「はぁー。旦那...置いてきちゃった...」



『何で逃げんだよ』



「え...??」



『え??じゃねぇーよ』


「竜・・・」


『よう。久しぶりだな...忍』


「もう随分話してないね」


『あぁ。ホントだな。』


「・・・。今日は、どうしたの??」


『卒業・・・おめでとう。』


「うん。ありがと」


『今日で最後だから...忍に言わなきゃいけないことがあるんだ...』


「うん。なに??」


『俺とお前が別れた日の事...覚えてるか??』


「うん...。今でも消えてないよ。」


『ずっと好きだった。今でも...別れたあの日も。』


「じゃあ...何で??」


『あれしかなかったんだ・・・』


「え??」


『忍には...まだ言ってなかったな...。』


「なに・・・を??」


『俺...外国に行くんだ。』


「え??なにしに??」


『この右目を...治しに行く。』


「右目...って。治んないんじゃ??」


『あぁ。この目は一生治らねぇ。』


「じゃあ・・・??」


『お前と別れる前からだった...。俺の右目が痛みだしたのは。
本当は早いうちに行く予定だった。だけど...忍が卒業するまで...延ばしてもらった。』


「それじゃぁ...何で別れたの??」


『こうするしかなかったんだ。』


「こうするしか・・・なかった・・・??」


『俺のこと...忘れてほしかったから...。』


「何で??なんで竜のこと忘れなきゃならないの??」


『治療の副作用で...俺は俺じゃなくなる可能性があるらしい...。
俺の顔は...変わるかもしれない...。』


「副作用・・・??」


『そんな姿・・・忍に見せたくない・・・。
だから、もう...俺の事は忘れてくれ・・・。』


「なにバカなこと言ってんの??顔が変わったって竜は竜だろ!!
俺は、どんな竜でもずっと好きだから!!
だから・・・忘れろなんて言わなで・・・」


『忍・・・』



『ありがと・・・』








それから俺様達は元に戻り、政宗が外国に旅立った・・・






俺様は何かを思いだした。












恋は群青色





















群青

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