□親愛なる...
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親愛なる...




君へ...





君の恋は...





儚く消え去って行きますか??

















★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★




春。何にも変わらない。

この街を出て行った頃と...



俺様は大学卒業後、旦那の働いてる会社に勤めた。
会社の都合により転勤を繰り返していた。

俺様がこの街に戻ってきた理由は、また転勤。



この街以外でもそれなりに充実していて、住みやすい街もあった。
だけど、他の街と比べてやっぱりこの街が1番落ち着く。





なんせ、アイツがいるから

















「だーんな」


『佐助!!久し振りだな』


「お久しぶり」


『すまんな。また転勤ばっかりで。』


「いいよ。しかも、今回の転勤先は故郷だもん。
アイツ等は元気にやってる??」


『政宗殿か??あぁ。最近な、一緒に暮らし始めたんだ。』


「え??」


『もちろん小十郎殿も一緒だ。』


「そ、そーなんだ」


ビックリしたぁ。急に竜と一緒に暮らすとか言って...
2人暮らしかと思ったよ。


『それでな、佐助にはこっちに来る前に、家は借りなくてよい。
って言っただろ??』


「うん。旦那が言ったから借りてないよ。」


『それでな、一緒に暮さないか??』


「え???」


『佐助がこっちに転勤して来るって政宗殿に言ったら、そしたらみんなで暮らそう。ってなったんだ。』


「は、はぁ。」


『この方が、家賃とか光熱費とか安くてよいではないか。ダメか??』


「う、うん。まぁ、もう決まってるみたいだし...イイよ。」


『そうでござるか??!!!佐助!!ありがとう!!!』


「う、うん」


こうして俺様たちは一緒に暮らすようになった。




「ところで、家って買ったの??借りたの??」


『政宗殿の家だが??』


「そ、そう...」


竜の家に旦那は住んでるんだ...

大体、俺様達ってライバル会社でわ??


ま、まぁ...本人達が気にしないのならいいんだけど...。



『佐助??どうかしたか??』


「い、いや。なんでもないよ...」


トホホ・・・



これから大丈夫なんだろうか・・・












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