□群青
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群青色...





水に溶けない不透明な有色。






鮮やかな藍青色






群青色...







俺様はこの色が好きだった。









そして政宗も好きだった。








だから俺様も好きになった。








そして嫌いになった...


















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淡い群青の如く、生き生きと誰の束縛にも縛られない竜の姿が奇麗に見える。




政宗が好き。



竜の無邪気な姿が好きだった...





そして俺様の...恋人だった...





そんな竜は...今はいない。






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『しーのーびっ』




「竜!!どーした??」


『今日...ってヒマか??』


「んー??今日??」


『Yes!!』


「うん!!あいてるよ??」


『マジ??Thank you!!』


「いーえ。で、なんかあったの??」


『あ...え...ま、まぁ...いろいろ??』


こんなに動揺する政宗を見るのは初めてだった。


この時からだった...



政宗が俺様に隠しごとをしていたのは...




なにを隠してるのかは、この俺様でも解らない。



恋人だと言うのに...
何を隠してるのかが、まったくわからない。




ただ、最近の政宗は妙におかしい。





『そ、それじゃあ、放課後来るな!!』



「了〜解!!」








【放課後】





『オイ!!忍ー!!』



「竜ー!!」



『ごめん!!まっただろ??』



「ううん。大丈夫だよ。」



『そっかぁ??』



「うん!!それより、今日はどうするの??」



『う、うん...。ちょっと...忍に話がある...』




「??何??」


竜の一言で俺様は何かを察した。
そのことが本当にならない事を祈った。




祈ったのに...





竜は俺様から離れていった...





たった一言...




『今でも...好き』





























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