壱
□ありがとう
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「竜ー!!」
『おー!!忍ー』
「今日の放課後、ゲーセン行かない??」
『あぁ。いーぜ!!』
「んじゃ放課後、迎えに来るは!!」
『おう!!』
【放課後】
「りゅーう」
『よー!!』
「もう行ける??」
『おぅ!!』
「じゃあ行こうか」
ウィーン...
中に入ると、ガヤガヤとあちらこちらからゲームの音が聞こえて来た。
「なにする??」
『んー...んじゃ、太鼓●達人やろーぜ!!』
「よし!!」
チャリン
「ちょ、竜!!この曲早っ!!」
『知るか(笑)』
「えー!!」
【終了】
「はぁ、疲れた...」
『次どーする??』
「アレは??」
『？』
「あの銃の奴!!」
『OK!』
【play中】
『Ah!!きやがれゾンビ共!!』
「よっ!3人一気!!」
【終了】
「楽しかったね!!」
『だな!!』
「次あれやらない??」
『OK.クロスで勝負だ!!』
【終了】
『当然、俺が勝つよな!!』
「やっぱ竜には適わないよ」
『あ･･･』
「?どーしたの??」
『あの飴...欲しい』
「UFOキャッチャーの??」
『うん』
「よし!!一肌脱ぐか!!」
チャリン
ウィーン...
ウィーン...
「よし!!そのまま!!」
ガシャン...
「あ...。あと少しだったのに!!」
『取れるのか??』
「うん!!もう一度!!」
チャリン
ウィーン...
ウィーン...
「よし!!いける!!」
ガゴン
「あ･･･らら??」
『ウエハス??』
「もっかい!!」
チャリン
ウィーン...
ウィーン...
ガゴン
「はい、ペロペロキャンディ」
『さ、Thank you!!』
「いーえ！もう一回やってみよっと」
チャリン
ガゴン
「はい、もう1本(笑)」
「これでミッキ●マウスだね(笑)」
『バーカ(笑)』
アイツが取ってくれた、200円分のウエハスと、200円のペロペロキャンディ2本。
どれもアイツが取ってくれた、大切な物。
だから感謝を込めて
忍にいおう
『ありがとう』
ありがとう
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