デイ・トゥ・デイ
□4話
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レイノルズ軍基地
二人のパイロットが戦闘機“ライズ”から出てくる。
この二人の“ライズ”は他と少し違い、カスタムが施されていた。
「あー、疲れたー。オレンジジュースが飲みたい。」
出てきた青髪のパイロット、ハヤミ・ゴダールがぐぁーっと体を伸ばす。
「トルガ三佐!
ライズの整備を開始します。よろしいですか?」
「あぁ、頼む。」
「はっ!」
下官の整備士に敬礼されてそれを返すパイロットは、レヴィー・トルガ。
彼はヘルメットを取り、いつもの黒縁眼鏡を付け直す。
「レヴィー!!
カフェテリア行こうぜ!カフェテリア!」
ハヤミが黒髪に銀のメッシュが入ったレヴィーの髪の毛を引っ張る。
「痛い痛い痛い!
止めろ、ハヤミ!!」
「オレンジジュースー!!」
「行ってやるから止めろ、ハヤミ。
下官に示しが付かない・・・。」
はぁ、と溜め息をつくレヴィー。
そんな彼とは引き替えに、ハヤミは楽しそうだった。