アホリズム

□君と爆発
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『日向くん、おはよ!』

朝、教室に入り自席に着くと、後ろの席の愛しのあの人、日向くんは既に席に着いていた。

「おー、ななしか。はよ」

そして、挨拶を返してもらっただけなのに、私はそれが嬉しくて自然と口許が緩む。あぁ、もう朝からテンション上がっちゃう!

「なににやけてんだよ」

私のにやけ顔に呆れる日向くん。でも別にいいの。それさえも嬉しい。

『日向くん、好き!』

「は、」

気分がいいからか、何なのか。自然と口からこぼれてしまった言葉。そして、突然の告白に目を見開いて、みるみる赤くなっていく日向くん。可愛い。なんだか、そんな日向くんをからかいたくなってしまった。

『嘘!』

「は?」

『うーそー』

「はぁぁ!?おっまえなぁ」

"心臓に悪いわ"
そう言って怒る彼もまた愛しかった。

『て、いうのはう・そ!じゃあ!』

そう言ってからガタッと席を立つ。日向くんが「てことは、え?」とか言ってたのが聞こえたけど、それを無視して教室の出口めがけて走り出すと、後ろから日向くんの「何処行くんだよ?」なんて声が聞こえた。けど、それも無視して廊下へ飛び出す。
だって今日向くんの顔見れないんだもん!










君と
(駆け込んだトイレの鏡に映る自分の顔が)
(日向くんと同じくらい真っ赤で)
(なんか笑えた)







110406

突発ネタ!



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