最強チーム編

□君が笑ってくれるなら
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言葉と共にパーン!とクラッカーの音が三つ響く。
桜乃は驚いて目を丸くした。


「えっ…えっ!?」

「今日、誕生日なんやろー?竜崎」

「どうせなら祝いたいよな、って思ってさ」

「…!!」

「パーティーといえるほど大それたものじゃないけど、一応ケーキは用意したよ」

「あったかいお茶もあるぜ。外だと寒いからなー、でもどっか店だとバレると思って。驚かせたかったからさ」

「たこ焼きもあるで!あっつあつの!」

「あー、こいついきなりたこ焼きも食べたいって言って聞かなくてさ。」

「ええやん!たこ焼きうまいで!」


いそいそとケーキを皿に取り分けたりお茶を入れたりたこ焼きを出したりする三人をしばらく呆然と見ていた桜乃だったが、やがて我に返ると目がじわりと熱くなった。


「みんな…」

「…わっ!なに泣いてんだよ、竜崎!」

「どうしたん?竜崎…、何が悲しいんや?」

「悲しいんじゃないよ…、嬉しいの…すごく嬉しい…」


桜乃は涙を拭いて、心からの笑顔を三人に向ける。


「みんな、本当にありがとう…!」


今までで一番嬉しい誕生日だよ…!


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