最強チーム編
□ご飯に行きませんか?
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「で、何を食うんだ?アーン?」
「あ、えっと〜…」
そういえば決めていませんでした。
やっぱりファミレスとかファーストフードとか…?
あ、でも…。
私はチラ、と近くにいる跡部さんを見上げる。
「……」
「なんだその視線は。俺様の顔に何かついてるってのか?」
「い、いえ!すみません、違うんです!ただ…、あの、えっと…私、ローストビーフの、よ、ヨークシャー…プディング添…?がどこで食べられるかわからなくて…、」
「あぁん?」
「何だ、それは」
「跡部の好物じゃよ。のう?」
「まあな。…よく知っているな、仁王」
「ま、なりすますには好物くらいは基本じゃよ…」
「チッ…そうかよ。リーダー、お前も知っていたんだな」
「わ、私はチームのメンバーの好物くらい把握しておこうと思いまして…」
「ふぅん。俺様の好物をチェックしておいたのは褒めてやる。…だがそれはべつに今食べるもんじゃねえ。普通にファミレスかファーストフードとかでいいだろ」
「えっ!?跡部さんファミレスやファーストフードでいいんですか!?」
「あぁん?」
「無理をしなくていいぞ、跡部」
「おい…」
「跡部、ハンバーガーって知っとるか?ナイフとフォーク使わないんじゃよ?」
「お前らな…いい加減にしろ!俺様をなんだと思っているんだ!」
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