□桜乃お誕生日話集
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「桜乃、ハッピーバースデー!」

「ありがとうございます、岳人さん」


放課後、都内の公園で待ち合わせて桜乃と会う。
平日で、しかもお互いに部活を終えた後にわざわざ会うことは滅多にないんだけど今日はトクベツ。

なんてったって、桜乃の誕生日なんだから。


「ん、プレゼント」

「わ…いいんですか?」


用意していたプレゼントを桜乃に差し出すと、桜乃はおかしなことを聞いてくる。



「当たり前だろ。お前のために用意したんだから」


にっと笑ってそう言えば、桜乃もふわり微笑んだ。


「ありがとうございます、岳人さん!」

「うん」


桜乃が喜んでくれるなら、俺も嬉しい。


「さーくの」

「はい?」


―――ちゅっ


プレゼントを見ていた視線を俺に向けさせたら、俺は間髪入れずに桜乃の唇にキスをした。



「!!」

「へへっ、プレゼントのオマケ」


一気に真っ赤になる桜乃。
可愛いなぁ、ほんと。


「お、お、オマケって…」

「もっと欲しいなら、もう一回あげるぜ」

「え…!!」


そう言ってもう一度、キスをする。


「が、岳人さん…」

「てゆか、いくらでもあげるけど」


唇を離して、だけど触れそうな距離を保ったままそう言えば、桜乃の顔は更に赤くなった。


「じゃ、じゃあ…岳人さん…」

「んー?」

「もう一度、だけ…欲しいです」

「…!」


至近距離でそんなねだるような瞳を見せられて、思わず一瞬フリーズしたけど…、


「…りょーかい」


そう言ってまた、桜乃の唇にキスをした。






【みっつのオマケ。】

(別に遠慮しなくても、もっとしてやんのに)(も、もう遠慮しときます〜〜)




end


妄想のままに書いた岳桜イチャラブ話です。
岳桜好きだなぁ。
二人にはイチャイチャラブラブしててほしいです。
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