最強チーム編
□君が笑ってくれるなら
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1月に入って、最初のチーム練習の日。
リョーマ、切原、金太郎の三人はコートに行く途中偶然鉢合わせたので揃ってコートに向かっていた。
「…そういやさ、柳さんに聞いたんだけど、もうすぐ竜崎の誕生日なんだってな」
「そういえば…、たしか今月ッスよね」
ふとした切原の言葉にリョーマも思い出したように同意する。
「竜崎の誕生日?ほんまか!?いついつ?」
「14日…って言ってたぜ、たしか」
金太郎は興味津々といった顔で、二人に尋ねる。
切原が柳の言葉を思い出して、金太郎の質問に答えていた。
「へー!なんや、お祝いしたいなあ」
金太郎がうきうきした顔で提案して、リョーマと切原も桜乃を祝いたい気持ちがあったので同意の色を示した。
「…今年はその日、祝日で学校休みだったよね。…チームの練習、あるんじゃない?」
「じゃあちょうどいいじゃん!その日、なんかやろーぜ!」
「そうッスね」
「やったー!!やるやる!」
「よし決まり!竜崎には内緒な!」
こうして、三人による桜乃へのサプライズバースデー計画が始まった。
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