AKAITOだらけのボカロ一家

□徒然ログ
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アンドロイドは

夢を見ました。
僕と、長男カイトと、三男カイトと、マスター、と毛利さんたちと。
楽しく、ピクニックに行く夢を。
晴れた空、白い雲が浮かぶ青い空を眺めて、山というには小さな丘のようなところで。
ビニールシートを広げて、僕と毛利さんで作ったお弁当を皆で食べて。
三男カイトとミクがはしゃいで、走り回って。
それを見て皆で笑って。
長男カイトとメイコがマスターの愚痴を言い合うのを聞いて、苦笑して。
マスターがカメラを構えて、写真を撮っていて。
カイトが、いつもみたいに控えめに微笑んでいて。
日が暮れるまで、皆で遊ぶ夢を見ました。
僕は、VOCALOIDなのに。
目を覚ますと、いつもと同じ白い天井が見えました。隣ではまだ2人が眠っていて、時計を見るといつも起きる時間でした。
もう少し、見ていたかったな。
そう思って、自分で自分に驚きます。
夢を見て、もう少し見たいと思ったことなんて今までありませんでした。
夢の内容ははっきりと覚えています。完全にリピートすることも可能です。でも、それじゃ駄目のような気がして、僕は首を傾げました。
でも、すぐに思い至って、楽しい気分になりました。
幸い今日は快晴のようです。
夢で見たものと、同じような。

その日、僕たちはピクニックに行きました。
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