AKAITOだらけのボカロ一家

□徒然ログ
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裸エプロン

今日もいい天気ですねぇ。空が青いと実に清々しい気持ちになります。あの青い空のように、僕の心も爽やかに晴れ渡って……
「るわけないでしょうがこの変態」
「可愛いぞ」
「嬉しくないです」
空が晴れてるなんて嘘です。今日の降水確率を肯定するように空はどんよりと曇っています。
ああでも、今の僕にはお似合いかもしれません。
いつものエプロンを隠され、仕方なしにフリフリのレースのついた可愛らしすぎて痛いエプロンを着るしかなかった僕には。
なんですかこの、今時新婚さんでも着ないようなエプロンは。恥ずかしいとかでなく、穴があったら入りたい気持ちになります。正直、こんなのネタ以外のなんでもありませんよね。
「だがカイト、一つ間違ってるぞ」
「……………」
「そのエプロンは裸エプロンの為のエプロンだ!さあ脱げ!エプロン以外の全ての衣服を脱ぐんだ!」
「死ね、変態」
何を熱く語ってるんですかこの変態が。
「っていうか僕のいつものエプロン、どこに隠したんですか。早く出しなさい」
あれが一番着なれてるんですよ。このエプロン、レースがふわふわするのが気になって家事に集中できないんですけど。
「甘いなカイト、俺は早漏じゃない。そんな早く出せと言われてもな」
「誰もそんな話してません!」
誰がマスターのそんな話をしましたか。マスターが、その、そ、そうろ……なんて、そんなの知ったことではありません!どうでもいいです!
「カイトだって早い俺は嫌だろう?だから少しは我慢ということをだな……」
「し、し、知りません!馬鹿じゃないですか!」
なんてこと言うんですか!皆さんに誤解されるようなことを言うのはやめてください!
「だから、早くエプロンを返してください!」
「返せと言われてもな」
そう肩をすくめたかと思うと、マスターは何故か脱ぎ始めました。わー!なんでそこで脱ぐんですかー!?
「今こんな感じで堪能してるんでもうちょっと待ってくんね?」
「……………!?」
な、な、な……
なんでマスターが裸エプロンしてるんですかー!?っていうかそれ僕のエプロンじゃないですかー!!
そ、それに堪能って……
「こ、この変態ー!!」
「あ、おーい」
マスターの馬鹿ぁぁあ!!
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